パラレルワークの強みを生かし、


コンサルティングを通じて

 

事業マネジメントを推し進めます。


荒井竜哉です。

 

 

 

昨日の日経平均

 

 

昨日の日経平均の終値は2万5963円

 

前日比468円安と大幅に下落しました右下矢印

 

 

 

インフレに対応する米国やEUの利上げ方針

 

景気後退が心配されていますが、

 

この日はさらに英国やスイスの利上げ発表もあり、

 

景気後退がさらに加速するのではないかと

 

心配されました。

 

 

 

一方で日銀は現状どおり、

 

金融緩和を継続すると発表し、

 

一時的に株価下落を

 

食い止めたと見られているようです。

 

 

 

ただ、金融緩和の現状維持は

 

円安を加速させることになります。

 

 

 

輸出関連企業は

 

業績の改善が期待できるものの

 

輸入価格は上昇するので

 

コスト高、物価高につながります。

 

 

 

海外との金融政策の違いが

 

どういった影響を与えるか

 

今後も注目されることになりそうです。

 

 

 

 

ビジネスゲーム研究会にて

 

 

先日、所属している

 

大阪府中小企業診断協会

 

という中小企業診断士の組織にある

 

研究会の一つ、

 

ビジネスゲーム研究会に参加しました。

 

 

 

ビジネスゲーム研究会では、

 

ビジネスゲームを通じて、経営について学ぶ

 

という主旨で

 

ゲームの開発やセミナーを実施しています。

 

 

 

 

 

 

これまでは代表の方が開発されたビジネスゲームを、

 

セミナーで実践したり、

 

その改善を行ってきたんですが

 

今回は別のゲームの体験結果を振り返り、

 

今までの活動の幅を広げる取り組みを進めました。

 

 

 

そんななか、

 

当日、研究会に見学に来られていた方が

 

「ゲーム」というものに強く興味を持っておられて

 

いろんなゲームのお話をしてくださいました。

 

 

 

その中で、「なるほど」と感じたことがあり、

 

これはビジネスゲームの意義にも関わることだと感じたので、

 

ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

だれもいいとは思っていないことを続ける組織

 

 

そのお話は、

 

米国の大手化学メーカーのデュポン社の話です。

 

 

 

少し前になるんですが、

 

1990年代初め、

 

当時の同社は

 

現場で起こるトラブルに追われていた

 

そうです。

 

 

 

故障が起こり

設備がとまり

生産の納期が遅れてしまって

売上が減り

当然、利益も減る。

 

 

 

この流れの発端は

 

故障が起こること

 

 

 

本当は

 

故障が起こってからの事後保全ではなく

 

故障が起こらないよう

 

予防保全に取り組むべきなんですが、

 

 

 

この流れの中で

 

「どうやってコスト削減するか」

 

にばかり目が向いてしまっていたそうです。

 

 

 

ただし、ここで重要なのは、

 

関わっていた従業員の多くが

 

事後保全が最もいい打ち手と思ってはいなかった

 

ということです。

 


 

事後的に対応してコスト削減に取り組んでも

 

根本の解決にならないことはわかっていた。

 

 

 

それでも流れ(システム)そのものが

 

悪循環になってしまっていて

 

わかっていてもやめられない。

 

 

 

そういった状況だったようです。

 

 

 

この状況に

 

いよいよ全社的に対応しよう

 

という段になって

 

取り組んだのが

 

従業員へのシミュレーション・ゲーム

 

だったそうです。

 

 

 

同社はゲームを通じて

 

従業員に

 

「事後保全ではなく予防保全が有効だ」

 

という納得感(お墨付き)を与えたことで

 

組織は「予防保全」に舵を切り、

 

課題の本質を解決したそうです。

 

 

 

 

ビジネスゲームの力

 

 

これまでの慣習や文化で

 

「これまで当たり前」

 

「でも、これっておかしいんじゃないの?」

 

と思っていることも

 

 

 

ゲームを通じたシミュレーションで

 

納得感を得ることができれば

 

ありたい姿を具体的にイメージさせ

 

組織や事業を変える力を持っている。

 

 

 

こういった主旨のお話でした。

 

 

 

ゲームを通じた体感は

 

本番で火傷する前にシミュレーションして

 

想定し、納得感を得ること。

 

 

 

これだけでも十分に

 

ビジネスゲームには大きな効果が

 

あるように思います。

 

 

 

ただ、知識を得たり、思考パターンを学んだり、

 

といった表面的なことだけでなく、

 

「ひとりひとり、ひいては組織に納得感を与えて、行動を変える」

 

ここまでの力があることを学びました。

 

 

 

 

ビジネスゲームの活用余地は大きく、

 

もっと広く伝えていきたいと思います。

 

 

 

 

荒井 竜哉

パラレルワークで経営と現場の両面からマネジメントを支援します。

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IBS CONSULTING (for Improving our Business & Society)
中小企業診断士
ITコンサル会社勤務

執筆
 月刊「企業診断」ふぞろい流合格ゼミ2021      (同友館)
 月刊「企業診断」ふぞろい流合格ゼミ2020      (同友館)
 中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案12    (同友館)