画像:昭和西川
http://www.muatsu.net/tsushin/matsuko.html
パラレルワークの強みを生かし、
コンサルティングを通じて
事業マネジメントを推し進めます。
荒井竜哉です。
昨日の日経平均の終値は2万2121円、
前日比166円安と反落しました
景況感を示す日銀短観が
前回3月からさらに落ち込んでいます。
出所:日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61007600R00C20A7MM0000/
新型コロナの新規感染が新興国、米国で広がり、
東京でも60人を超え、
先行きが不透明です。
さらに「香港国家安全維持法」が成立したことで
様子見とリスク回避に振れました。
同法施行早々、
「独立」の旗を掲げた人が逮捕されたようです。
出所:日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61018070R00C20A7MM8000/
同法に関する中国の動きは拙速で
香港や世界の「不満」や「不信感」を
積み重ねていっているように感じます。
昨年6月にスタートした
ヤフーのスコアリングサービス
「Yahoo!スコア」が
8月末でサービス終了することになりました。
ヤフーのサービス利用状況に応じて
独自のスコアをつけ外部企業に提供し、
スコアに応じた割引が受けられるものでした。
スコアリングはFinTech※分野で
個人信用を数値化し、
数値に応じて融資等をする金融サービスが
提供されています。
※Finance(ファイナンス)と
Technology(テクノロジー)を合わせた造語。
金融機関の従来の金融サービスとの対比で
新興企業によるITを使った
新しい金融サービスを指すことが多いです。
このため「スコア」というサービスそのものに
勝手に格付けされているような不快感が
生まれていました。
このイメージに加えて
初めからスコアが作成されるように
チェックが入っていたことで
サービス開始当初からユーザの反発がありました。
画像:日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/090900665/
ユーザの反発を招いたことで
結局、割引サービスは提供されずに
終わることになりました。
本来のサービス趣旨からすれば
割引サービスを受けられる人が増えるものなので
ユーザの不利益はないはずです。
それでも1年ちょっとで
サービス終了になってしまったのには
初めの「不満」と「不信感」が
積み重なったことが大きいと思われます。
自社の事業計画において、
例えば新規ユーザの獲得や
サービス利用数の増加を目標としたとき、
数値にばかり気をとられると
このように手法を誤りかねません。
その結果、顧客の「不満」と「不信感」から
サービス内容の良し悪し以前に
サービスを提供すること自体が
反発されてしまいます。
これを防ぐには、
「自分がされて嫌じゃないか?」
と振り返って確認するしかありません。