パラレルワークの強みを生かし、
コンサルティングで
事業マネジメントを推し進めます。
荒井竜哉です。
昨日の日経平均の終値は2万3685円でした。
新型肺炎による企業活動の停滞が
引き続き影響し142円安となりました。
一昨日、中国製造業の停滞が
世界経済に与える影響について
日経で紹介されていました。
日本も高い依存を示しており、
SARS流行当時と比較して
中国の影響力の大きくなっていることが
よくわかります。
出典:日経新聞「中国依存 もろ刃の剣」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55419860X00C20A2EA2000/
同僚の投資信託の話
先日、勤務先の同僚が
「5年前に投資信託に回した
500万円。
今の資産価値が240万円、
分配金が240万円で
合計480万円になった。
20万円の赤字だ。」
と嘆いていました。
資産価値の減り具合が気になり調べてみると
投資信託には分配型というのがあり、
利子や配当、評価損益だけでなく、
元本部分も切り崩して
分配金として支払われるものもあるようです。
画像:日本証券業協会
http://www.jsda.or.jp/anshin/risk/bunpai/index.html
まとめるとこんな感じです。
500万円を5年も預けていて
こんなことになるんですね・・・。
本人曰く
「ローリスク・ローリターンの商品にした」
ということでした。
収入と支出
ローリスクで思いつくのは
国債・地方債等の債券です。
固定5年の国債(固定5)の利率を見ると
この5年間、第50回債(2015/6発行)を除き、
最低保障利率0.05%です。
マイナス金利が適用された2016年2月以降、
利率決定の基準となる基準金利は
マイナスになっています。
財務省:「固定5年」発行条件
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/issue/kotei5/No_106.html
収入となる利率が、
最低保障利率を上回る見込みは
今のところなさそうです。
翻ってコストを見ると、
売買のときだけでなく、
保有するだけで維持管理として
「信託報酬」がかかるそうです。
画像:イオン銀行
https://www.aeonbank.co.jp/investment/asset/before/
収入(仮)
0.05%
支出(仮)
0~3.2%(販売手数料)×n回
0.1~2.5%(信託報酬)
0~0.5%(信託財産留保額)
減らない理由が見当たりません。
同僚の計画
同僚は悩んでいました。
○20万円を取り戻すべく
ローリスク・ローリターン戦場で戦うか
○撤退するか
彼の資産価値はすでに240万円。
20万を回収するのは厳しいと思います。
というか、減ります。
休み明け、とりあえず解約を
勧めておこうと思います。
ちなみに公社債に投資信託している人は
0.7%いるようです。
画像:野村資本市場研究所
http://www.nicmr.com/nicmr/data/market/trust.pdf
(参考)
株式だったら日経平均ベースで
株価500万円⇒650万円、
配当で46万、
約700万円になっていたようです。