パラレルワークの強みを生かし、

コンサルティングで

事業マネジメントを推し進めます。

荒井竜哉です。

 

昨日は、朝から酒、

は飲めず、胃カメラを飲みました。

 

40歳になり健康診断で初めてのバリウム、

その結果、初めての胃カメラ。

 

鼻から入れるということで

「口から入れるよりだいぶ楽」

と聞いていましたが、

 

・止血剤や麻酔などの準備、

・チューブが喉を通り、入っていく感覚、

・体の中で動き、胃壁に当たる感触、

 

想像以上のツラサでした。

口からは、とても耐えられそうにありません。

 

ただ、ツラサと引き換えに

胃や十二指腸の状態を

知ることができたのはよかったです。

 

 

その後、以前Active Book Dialogueで

ご一緒した辻村さんからのお誘いで、

剣菱酒造の見学に参加させていただきました。

 

 

剣菱は飲んだことがありませんでした。

 

小学生のころ、王冠(酒蓋)を

コマにして競った記憶しかありません。

 

剣菱は、

○赤穂浪士が吉良邸討ち入り前に、

 出陣酒として飲み、

○『東海道五十三次』に描かれ、

○土佐藩主、山内容堂が愛飲しており

 坂本龍馬の脱藩を許す代わりに

 下戸の勝海舟に剣菱を飲ませた

と、歴史とともに歩んできたお酒です。

 

 

出典:剣菱酒造

http://www.kenbishi.co.jp/history/

 

 

 

見学では、社長の白樫さんから

多くのお話しをお聞かせいただきました。

 

手作りにこだわった製法、

品質、価格に対する考え方、

推し進めている事業、

日本酒文化と剣菱酒造の経営哲学。

 

そして酒蔵から漂ってくる酒のにおい。

 

 

机上だけでは学ぶことのできない

経営者の方の信念が伝わってくる

時間でした。

 

 

日本酒というと、

外国でのSAKEブームが思い起こされます。

 

品質のよいSAKEを作り、

ブランディングして付加価値を高め、

高価格で売り、利益を拡大する。

 

 

でも剣菱酒造には、必要ないそうです。

 

剣菱の家訓をお聞きして、納得しました。

※一部、抜粋しています。

 

壱.止まった時計でいろ

  自分の信じた味を守れ。

  流行を追うと常に一歩遅れる。

  遅れている時計は一日中合わないが

  止まった時計は

  1日に必ず2回ぴったりと合う。

 

弐.酒の味の為の費用は惜しまず使え

  手元にある資金は

  お酒を買っていただいた結果である。

  その資金は

  また飲みたいと思った方の口に返しなさい。

  酒の味が良くなることには

  資金を惜しみなく使え。

  それ以外のものには極力使うものではない。

 

参.お客様の手に届く価格でご提供する

  美味しく飲んでいただき

  楽しい時間をご提供する。

  それが剣菱の使命だ。

  高すぎると毎日幸せを感じられない。

  利幅の大きすぎる商品は長い目で見れば

  お客様との信頼関係を失う。

 

 

流行を作る会社、流行を追う会社、

伝統を守る会社。

 

スタイルはさまざまで

信念、哲学もさまざまだと思います。

 

コンサルティングもさまざまで、

正解を確認することはできませんが、

 

経営者の方の信念を実現するために

コンサルタントは存在しているんだ

 

と確認することができました。

 

 

 

「イタミのサケ、ケサのミタイ」

江戸時代に流行った回文らしいです。

 

今朝、お土産でいただいたお酒を

飲みたいところですが、夜まで我慢します。