ラリーは愉し | 躍人日記 2

躍人日記 2

模型とか、日々の出来事とか。

いやはや。
大変に濃い一泊二日を過ごして参りました。
備忘録を兼ねたレポートですが、そこはそれラリーのこと、尾籠な記述もありますので、ご注意くださいね(はあと)


土曜の朝4時にオトト君のクルマが迎えに来て、早朝の国道を久万高原町目指してぶっ飛ばし、オフィシャル集合時間の5時半ちょっと前に到着。
なんか早速パドックが出来ちゃってます。早いなぁ。




レキの受付が6時半からなので、すでに準備を始めているクルーも多数。
因みに土曜のプログラムは、午前中レキして、午後車検して、夕方セレモニアルスタートして、5キロのSSを2本走って終了。
SSはTCチーフやるのはまあ確実として、午前中は何やらされるんかな~?
きっとハードな肉体労働がたんとあるだろうから、とりあえず腹ごしらえじゃ。
と、コンビニで買ってきた弁当を食していたら、オフィシャル受付済ませたオトト君が寄ってきて。
「あんな。ボク、レキの先導するんやって」
「ほーか、ほーか。がんばれよ。」
「躍人さん、ボクの横乗るんやで」
「なに?!聞いてないよ!」
何の準備もしてないのに半日ラリー車に乗せられるハメにorz。

それも、こういうコワイ御一行様の先導である(…どうでもいいけどアドバンカラーかっこええな)。
レキだからゆっくり走ると言っても、彼らはレキのペースも速く、我々の感覚でゆっくり走っていたのでは追いつかれてしまう可能性大。ううう…結構大変じゃ。
さて、時間になったので御一行様を先導してSSに入ってレキ開始。
まあなんとか無事に任務を果たしていたのであるが、途中で車酔いしてしまった…
舗装の山道を平均40Km/hくらいのスピードで走るのであるが、実はこのくらいの速度が一番効くのである。朝飯もたらふく食っちゃってたし(笑
24キロのロングSSの途中でついに限界「オトト君、ストップ~(滝汗)」
ドアを開けて、地面に向かって「○▲■×~!!!」
ホントはここで道端にしゃがみ込んで全部出しちゃったらいいのであるが、(まだ見えないにしても)2分くらい後ろをコワイのが追いかけてきてるハズなので、そんな悠長なことはしていられない(追いつかれるな、という指令がHQから出てるのである)。すぐにドア閉めて「い、行け~、ハアハア…」。
こういうのを定期的に3回もしたら、流石に全部出たようで、なんとか治まった。
でも3回目の時にはコワイのがミラーに映ったそうで、オトト君頑張って逃走(笑
かくして、ヘロヘロになりながらなんとか午前の役務終了。ふう。
その後、夕方からのSS準備。道具をまとめてSS入口のTC配置に着きます。
ステージコマンダー(以下SC)が若い子で、いまいちピントのずれたことを言うので、説教喰らわせながら尻を叩いて(後で別のヒトに「躍人君厳しすぎ」って注意されちゃった。エヘ)準備完了。しかしSCの元でしっかりしたミーティングをしてないので、不安が残ります…
オフィシャルの装備もやや不足気味。記録用紙もぴったり最小限必要な量しか準備されてないし(普通は予備を入れるもんだ)、SS2では暗くなると思われるのに懐中電灯1本だけ。毎年そうなのであるが、物品準備の担当者が抜け抜けなヤツなのですよ。今年なんか良い方で、去年に至ってはセーフティプランが装備品に入って無かったという…。
まあ愚痴は置いておいて。
インフォカー、00カー(いつもの田口盛一郎)、0カー(なんと篠塚健次郎!!)で役務の予行練習して、夕方5時頃ゼッケン1番が到着。その後順次1分毎に入ってくるクルマを捌いて、なんとか終了~。
一度山を降りて、麓を回って再び同じコースを走るSS2となります。
再度ラリーカーがTCに入った時は午後6時頃。かなり薄暗くなってましたが、なんとか懐中電灯を使わずに全車通過。同分TCインが何台もいて結構忙しかったですが、無事こなせてよかった~。
SS2が終わったら、土曜は終了。
会場に引き上げて、なんだかしらんですが豪華な夕食を食べさせてもらって。
風呂はエントラントで混雑してるので諦めて。
会場であるスキー場のゲレンデの中の休憩所の地べたに布団を敷いて、おやすみなさーい。と9時過ぎには就寝。
きっと後から寝に来る連中が酒盛りを始めるだろうから耳栓して寝たのですが、後で聞いたら予想通りだったようで、お陰で熟睡に成功(笑


さて翌朝は3時半にオフィシャル集合。

今日の役務もSS前TCチーフ。昨日のSS1,2と同じコースを逆走するSS3および6のTCです。
実はどちらもリグループの次のTCなので同分インもあり得ず、楽勝のはず。
しかしSS3ということは日曜の1発目ということ。てことは…
SC「そういうことなんで、4時半にはここを出て配置に向かいます」
躍人「マジか~。またミーティングする時間ないんか~」
ほとんど昨日のSS1,2のメンツがこのSSを担当するので、まあ大丈夫であろうが…。もうちょっと計画的に動きたいのぅ。
暗いウチに配置について、ちょうど明るくなる頃準備完了。

ご来光~(笑


昨日同様に3台のオフィシャルカーをやっつけ、先頭がやってきたのが8時前。
因みに、土曜のSSタイムによって出走順が変わっているので、最初に来たのはゼッケン2でした。これが今のところのトップというわけね。
このTCも無事終了(まあTCで揉めごとが起こるワケがないんですね。もめ事が現場で起こらないようにしたのがTCのシステムですもんね)。
さて次のTC6やるまでに2時間もあるので、150m先のSSスタートまで遊びに行きました。

そのうち弁当配給車が来て楽しい昼飯。といってもまだ10時ですけど(笑
食事後にGDBインプレッサが上がってきました。FIV(First Intervention Vehicle)です。簡単に言うとドクターカー。普通は腕に覚えのある運転手がドクターを乗せて走るんですが、このFIVはドクターのみ。なぜならラリー出場経験もあるドクターが自分で運転して現場に急行するという、ひとりFIV! なんだかカッコイイです。
実は私のTCには無線がないんですが、FIVには当然無線があって、いろいろ状況が聞こえるようになりました。
先ほどのSS3を終えたラリーカーは24km超というロングSS4を終え、立て続けに14km超のSS5を走行中。SS4でリタイヤ4台。激しいなぁ。
ドクターとダベっているうちに、00カー,0カーが到着。やがてラリー隊列の先頭も来て役務開始。ここも楽勝~と思っていたんですが、あるゼッケンのクルマが来ない。近隣ゼッケンに聞いたところ、どうやらリグループ出たとこでトラブルで止まっているとのこと。計算したら…もう10分も遅れている。
競技長に携帯で電話「TCのタイムアウトって何分でしたっけ?確か15分ですよね?」「…ゼッケン▲▲のことだな…確認して折り返し電話する」
もし15分でタイムアウトなら、トラブルと戦いながら頑張ってここまで来たクルーに重い判定を下さねばならなくなるかも…。そんな辛いことはしたくない…。
競技長からの電話の前に、問題のゼッケンのクルマがTCに転がり込んできました。15分以上オーバーしてるのか?…ええい、とりあえずTCは通過させて後で考えよう。
大遅着でTCを送り出し、コントロールシートの控えで急いで計算…14分遅れだ。これなら大丈夫のはずだが…、そのとき競技長から着信「何分遅れでもいいから、とりあえず走らせろ。ペナルティは後からこっちで処理する」…ふう。よかった。
かくして昼前に役務終了~。
TCを撤収してと。HQ(ヘッドクォーター)に帰りたいが…SCと相談してHQにお伺いをたててみることにする「TC6ですけど、そっちに帰っていいですか?HQ前で物品を降ろすんですけど大丈夫ですか?」「…大丈夫だと思うから帰ってきていいよ」
そんでHQに帰って装備を降ろしていたら、例の物品担当が出てきて「今帰ってこられても…帰ってきて欲しくなかった」とか言いやがり、躍人さんブチ切れ。
因みにコイツ、以前は車検担当部隊にいたのであるが、さる大物を怒らせ、以後二度と車検部隊には入れてもらえなくなったという前歴有り。なるほどなと思う。
だいたい、役務を終えたオフィシャルの動きを全く計画していないのである。それで帰って来るなとは腹立たしいことこの上なし。
ま、一通り揉めたらホントにヒマになったので、あとはギャラリーと化し、競技終了後の片付けまで悠長に観戦と洒落込みましょう。そもそもまだラリーカーはSSを走行中なのです。
最終SSの最後の方に、ラリーの会場を走る設定になってまして、こんな感じ。

まず00カー、0カーが走行。
走行を終えた0カーの篠塚健次郎が解説のためにギャラリーコーナーにやってきました。

この後、各車の走行シーンを撮ろうとしたんですが、撮影ポイントは朝から頑張って場所取りしてるギャラリーでいっぱい。
諦めて、パルクフェルメで帰ってきたクルマを撮影することにしまして。
まず最初に帰ってきたのはゼッケン1番↓



出端の頃は、イマイチだなぁと思っていたエボXですが、慣れて来たのかカッコエエと思うようになりましたね。カラーリングも良いしね。




因みに。朝、先頭で走っていたゼッケン2はクラッシュしてリタイヤしてました↓。


パルクフェルメの入口では、再車検をやってます。

JN3クラス優勝の村瀬選手(ボンネットを開けてる兄ちゃん)。クルマは現行シビック(FD2)ですね。
各クラスの優勝車は、別にパルクフェルメされてます。

表彰式でシャンパンファイトとかやるのでね。
再車検の風景その2↓

というわけでラリーも無事終了。後かたづけがオオゴトでしたが、まあそんなもんでしょうw

このラリーの戦果報告~w
じゃん!

TC役務中、0カーが来たときに書いて貰った、篠塚健次郎のサイン~。ホントは役務中は不謹慎かと思って遠慮していたんですが、篠塚健次郎のナビシートに座ってた某ベテランに「サイン貰うくらいの余裕が無いとイカン」と叱責されたので、お言葉に甘えた次第w。
続いてこれ↓


JN3クラス優勝の村瀬・宮部組のサイン。彼らのエントラント用の公式プログラムにサインを書かせてぶんどってきました、わははは。
最後にコレ↓

虻に刺されて腫れまくった躍人さんの右腕w
特に痛いとか痒いとかないのよ。

というわけで、濃厚な2日間でした。
おかげですっかり脳味噌が「ラリー脳」。ラリーのことばっかり考えてます。
でも今日くらいは模型触っておこうかな~とか思っていたんですが、夜8時頃ジェダイがやたら鼻を気にしてるのに気がつき、なんか怪しいので懐中電灯で鼻の穴を照らしてみたら…ミニカーのタイヤ(ゴムのやつ)が奥の方に入っているのを発見orz。
小児科の夜間外来に駆け込んでみたところ、ドクターは何回か取ろうとして失敗「明日、耳鼻科に行ってね」orz
という事件があり、模型どころではなくなったのでしたw