違和感 | 躍人日記 2

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模型とか、日々の出来事とか。

中東の方でまた焦臭くなってますね。
そういうニュースを聞いていて違和感を覚える言葉があります。
それは「空爆」。
この言葉を聞くようになったのは、91年の湾岸戦争からだったと記憶しております。
空から爆弾を降らせることだというのは文字を見れば分かることですが(初めて耳にする単語でも字面で意味が分かってしまうのは漢字の利点ですね)、それって「空襲」でいいんじゃないの?なんで突然「空爆」なんて言うようになったの??
「東京大空襲」とは言うけれど「東京大空爆」とは言わないよね。
Wikiで調べたら
“空襲(くうしゅう)とは、飛翔物による対艦・対地攻撃の総称である。航空攻撃もほぼ同義である。爆撃、機銃掃射等の行為が含まれる。爆撃は特に空爆と呼ぶ”(Wikipedi『空襲』より)
とのこと。
つまり爆弾で攻撃するのが「空爆」。爆弾も含め様々な手段で攻撃するのが「空襲」。
現代の航空攻撃では爆弾以外の攻撃方法も発達し、対地ミサイルやヘリからのロケット弾さらには巡航ミサイルによる攻撃など、大変に多様化しているのは周知の事実。
それこそ「空襲」という表現がもっとも適当なのではなかろうか?

というわけで、ことさら「空爆」という言葉を使いたがるマスコミに違和感を感じてはや18年が経つんだなぁ…
ホントにどうしてなんだろ。


ともあれ。早く中東地域に平和が訪れることを祈ってやみません。