地面が軟弱なため巨大な大人たちはあまり入ってこないが、まだ青年期の彼の体なら、それほど苦にならない。だから縄張りを荒らされることもない。
それにここは蛇行した河のお陰で、よい水場が豊富にある。
適度に植物も生えている(たびたび氾濫するので、緑が生い茂るというレベルではないが)。
ここに水を飲みにきた小型恐竜を、アンブッシュして仕留めるのが彼の狩りなのである。
今日も群れからはぐれたヒプシロフォドンが一頭。
群れを探すのに必死で、まったく彼には気づかない。
ゆっくりと背後から忍び寄る。
ティラノサウルスの体は実は走るのには向いていない。体に比べて脚力が弱いのである。
だから一瞬のダッシュ力をいかして、一撃で仕留めなければ。
彼の間合いまで、あとひと呼吸…。






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というワケで水祭り2作目、サイエンス部門(笑)「習作 水辺の恐竜」完成です。
まったくもう拙い作品で申し訳ないです。
反省点など
○ボンド(水面)の下地を凸凹にしてみたが、それほど効果があったとは思えない(効果無し、ではないが。夾叉していないが近弾という感じ)
○地面、植物の表現はサル並みか(笑
○ヒプシロフォドンに動きがない。首を少し振るべきであった。
恐竜の塗装は(上手くはないですが)自分では気に入っています。
恐竜の塗装は異常に楽しかったですよ。
最後に:小春好様の水面表現を参考にさせていただきました。ありがとうございました。