変形性膝関節症で膝の軟骨が無くなると、歩くたびに膝が痛くて、生きているのが、辛くなる。、、、、、膝関節が変形するから痛くなるのではなく、膝関節の軟骨が、砕けたり、擦り減ったりしていくに従って、膝が変形してしまい、大腿骨と脛骨が直接、ぶつかって、歩くと痛いし、痛いから、関節内に炎症も起きて、益々痛くなる。、、、、軟骨には、神経も血管も通っていないので、軟骨が健在の間は、クッションの役割を果たしてくれて、飛んでも、跳ねても、痛くも、痒くもないのだ。

 

吾輩太郎ちゃんは、70歳の古希を迎えるころから、革靴を履いて、舗装道路を歩くと、痛みを感じるようになり、それが徐々にひどくなって、遂には、10メートルも歩くと、次の一歩が踏み出せなくなる位の苦痛を伴うようになってしまった。

 

それまでは、整形外科に通って、ヒアルロン酸の注射を、打って貰ったり、痛み止めの薬を処方して貰ったりしたが、殆ど、効果が無かった。、、、、、効果がないので、薬をあれこれ、替えたりしてくれたが、結局、何の結果も得られなかった。

 

痛みが出始めてから12~13年、病院に通った時間と交通費、薬代や注射代、実に、多大の無駄をした。、、、、その上、痛みは年月が経つに従って酷くなってしまった。、、、、、途中で、軟骨は再生しない事が分かったので、薬や注射じゃ治りっこないだろうとは思ったのだが、若しかしたら、痛みが軽くなったり、無くなったりする薬にであえるかもの期待に引かされて、病院通いを續た次第。

 

人工関節に替える手術をすることも考えたが、10年位前に、調べたころは、人工関節も今ほどは進化しておらず、耐用年数も、確か、持って20年位だったと思う。、、、、、使っているうちに、止めてある所が弛んだり、がたついたりするようになるとの、事だった。、、、、、おまけに、吾輩太郎ちゃんは、色々な病を抱えているので、検査で、MRI検査が必要になるケースも考えなければ、ならなかった。、、、その当時は、人工関節にすると、MRIは強力な磁力を使うので、検査が出来ないと言うことでもあった。それは、人工関節に、磁力に反応する金属も使われているからだ。

 

そして、更には、再生医療の話もちらほら、出始めていた。、、、、、軟骨を再生出来れば、それに越したことはない。、、、、その期待も有った。

 

昨年、今の人工関節は、直接、人工関節に当てない限り、MRI検査も出来るようになったと知った。、、、、、又、再生医療で、擦り減った膝の軟骨を全面的に作るのは、今の段階では、無理だという事も分かった。、、、、、現段階で出来る、膝の軟骨の再生治療は、若くて、細胞の再生能力の高い人が、スポーツなどで、部分的に、軟骨を痛めたり、欠いたりした場合のみ、臨床で試している段階のようだ。

 

そんなこんなで、色々な事が、分かってきて、吾輩太郎ちゃんのように、膝の軟骨が完全に無くなった右膝は、人工関節に取り換える以外に、痛みを無くす方法は無い、と、判断するに至った。

 

最初は、大学病院の整形外科に通っていたので、手術するについて、非常に不安があった。、、、、、何故なら、今の大学病院は、整形外科でも、担当は膝関節が専門とか手首が専門とか、股関節が専門とかのように、細かく専門で分かれていて、誰が執刀してくれて、その医師が、どれ位の実績があるのか、それも人工膝関節に置換する手術に関しての経験や実績がどれ位なのか知る術が殆ど無い。、、、、、担当医も行くたびに代わる上に、予約制なのに、2~3時間、待たされるのは、当たり前、4~5時間待たされることも度々、、、、、、と言う状態だった。

 

それで、人工膝関節の専門の病院を探すことにした。、、、、、膝関節の疾患を持った患者だけを対象にしている病院なら、毎日、ひざかんせつの疾患を診ている訳だし、手術も毎日のように、手掛けているだろうと推察も出来る。、、、、、と、言うのが理由

 

そして、昨年10月14日入院、15日、手術。

 

手術についての詳しいことは、2019年11月4日から2019年12月12日かけて、24回に亘って、発信している病の雑貨屋闘病(膝関節の巻)を見て欲しい。

 

結論として、言えることは、「人口膝関節に置換して、良かった。」と言う事。生むは、案ずるより易し、、、、、と言うことかな?。、、、、