*はじめに*

妊娠中にFGRと診断された子が、小柄(2402g)ながらも無事に産まれ、1ヶ月検診(異常なし)を迎えるまでの記録です。私自身、FGRと診断されてからは、検索魔になりひたすら情報を集めていました。そんな経験から、少しでも誰かの勇気、助けになればと思い、私の経験をまとめてみます。日記レベルの長文でめちゃ長いです笑、ぜひどんどん読み飛ばしていただきつつ読んでいただけると嬉しいです!!笑

 

(FGR以外の経験(誘発分娩、乳房うっ滞、乳児湿疹)も少し含めようかと思いましたが、もっと長くなるので別記事にします!!)

 

(検索魔になって思ったこととしては、各妊婦、各胎児、それぞれのケース、理由がある・理由がないこともあるということです。この記録も、とある一例と思って読んでいただければ幸いです。)

  1. 妊娠中の記録
  2. 出産時の記録
  3. 1ヶ月検診の記録
  4. 思うこと

 

1, 妊娠中の記録

以下が腹部エコーで測ってもらった胎児推定体重の推移です。FGRが疑われてからは、通常の妊婦健診よりも高頻度で健診しています。

 

◾️19w(-1.5sd)

推定体重をはじめて測定してもらったのは19wの時で、ギリギリ-1.5sd、一度の測定だけでは確かなことは言えないからと、ひとまず様子を見ることになりました。このときは私もそんなの深くは考えていませんでした。

◾️22w(−1.6sd)

基準値の-1.5sdを破ってしまい、FGR”疑い”と診断されました。そこで、検診の間隔を狭めることに。このときは、少し焦るもののあえて深く考えないようにしていました。だって数値ギリギリだし、、、

◾️25w(-1.5sd)

−1.5sdと再現性が取れてしまい、ついにFGRと診断されてしまったのです。“疑い”が取れてしまいました。病名がつくと保険適用になるので、検診ではなくなりました。。。病気か、普通と違うのかと思うと焦ってきました、初産だったこともあり。この日は技師さんのエコーだけでなく、先生に詳細にエコーで診てもらいました。胎盤、臍の緒、心臓の血流・構造、頭の形、脳の各部位の形とか構造とか、、、FGRで疑われる各種病気の特徴がないか見ていました。

FGRの原因としては、母体要因、胎児要因、胎盤・臍帯因子が考えられるとのことでしたが、うちの子は胎児因子か、または個性だろうとのことでした。まだ小さいこともあり、それっぽい初見があるような、ないような、という結果でした。つまり対策がないということでした。うちの子は、頭、胴、足がどこも小さい均衡型で、妊娠初期から小さかったので、自分で調べて、何かあるとしたら先天的なものなのかなとは予想していましたが、心配でたまらなくなりました。この日から検診が1週間おきになりました。

(検診の帰り道、バスには乗らずにあえて歩くことにして、泣きながら帰りました。。。)

◾️26w(-1.7sd)

夫に検診について来てもらいました。より慎重に経過を見ていくために、この日から検査内容にNSTが追加されました。周りは妊娠後期のお腹が大きい妊婦さんばかりで、不安になったのを覚えています。この日は、先生のエコーのみでしたが、今回も特に顕著な異常は見られずでした。異常がないことに安心しつつも、「場合によっては早い週数でお腹から出してあげないといけない可能性もあるから早めの里帰りを。生まれて来たあとも適切にフォローするために病院もNICUがあるような総合病院をお勧めする。」と勧められて、これまた涙が出ました。大事(おおごと)だと思いました。この時はまだ、両親に心配させたくなかったので、「ちょっと小柄だよ」くらいに濁して説明していたので、ついに、、、という想いもありました。

◾️27w(-1.2sd)

突然急成長しました!!先週までは、逆子かつ女の子と言われていたのですが、この日は逆子が治り、かつ男の子になっていました(笑)逆子だと小さく測定されることもあるにはあるそうで、その影響かもしれない、ということになりました。が、エコーには誤差があるので、その後も1週間おきの検診が続きました。

(一喜一憂していはいけないと頭ではわかっていても、当時の私は本当に本当にほっとして、、、、嬉し涙が出ました。里帰り後にもっとショックを受ける日があるとは知らず。)

◾️31w(-1.0sd)

少し飛ばしますが、その後も里帰り前までは、-1.5sdを破ることはありませんでした。総合病院だったので、主治医はおらず曜日が変わると診てくれる先生も変わります。この日の先生にもエコーでは異常は見られないと言っていただき、安心しました。安心しきって、念のため、という気持ちで、里帰りするのでした。里帰り後にもっとショックを受ける日があるとは知らず(2回目)。

◾️32w(-1.1sd)*里帰りスタート

ドキドキの初診でしたが、-1.1sdだし、先生もふ〜んといった感じで、あっさり終わりました。特に詳しい検査もなく、私も取り越し苦労だったかな〜くらいの気持ちでした。1週間おきだった検診も、一般的な間隔で良いと言っていただけました。

◾️34w(-1.7sd)

驚愕しました、、、あれれ???でした。エコーにも誤差はあるから気を抜かないぞ、と頭では分かっていたのですが、完全に気を抜いていました。里帰り先の病院では先生によるエコーはなく、技師さんに異常の有無を確認しても、「これまで特になかったのであればないと思いますよ」と言われるだけで、虚しくなりました。。。再び1週間おきの検診に戻ります。。この日くらいから、検診の日が来るのが怖くなってしまいました。

◾️35w(-1.8sd)

◾️36w(-1.6sd)

◾️37w(-2.0sd)

なんと、先週よりも小さくなっていました。これまでは「小さくても日々成長が見られることが大切で、成長しているから大丈夫だよ」という先生の言葉に救われていたため、成長していなかったことにショックを受けました。成長して-2.0sdという数値にも大号泣しました。ついに“2”までいってしまった、、、病院まで父に送迎してもらっていたのですが、帰りの車でず〜と泣いていました。。

◾️38w(-1.9sd)

この日、「このまま小さく、予定日までに陣痛がなければ、誘発によって産むことになる」との説明がありました。このまま小さいと、お腹の中に居続けると赤ちゃんが苦しくなってしまう可能性があるから、小さいけれど出してあげた方が良いとのことでした。

◾️39w(-1.9sd)

先週説明を聞いた通り、予定日までに陣痛がなけれ入院することになるため、入院日、誘発日を決めました。

最後の1週間は、少し気持ちを落ち着かせて生活することができた気がします。心配になることも多々ありましたが、お腹の子に会えることが楽しみで楽しみでたまりませんでした。

 

2, 出産の記録

結局、予定日を過ぎても陣痛が来なかったため、陣痛誘発+陣痛促進剤を使っての出産となりました。(誘発の記録はまた書きます。)

 

うちの子の出生時の記録は以下です。(男の子の平均値)

性別:男の子

身長:45.0 cm

体重:2402 g

胸囲:28.7 cm

頭位:32.7 cm

 

やはり小柄でしたが、産後すぐにわかるような異常はありませんでした。

2300g以下だとNICUに入院することになっていたのですが、ギリギリ引っかからず、一緒に産後1週間の入院生活を過ごすことが出来ました。取り上げてくれた助産師さんには、私の骨盤が狭いため、もしもう少し大きい子だったら自然分娩は難しかったかもね、と言われ、この子は私のために小さく生まれて来てくれたのではないかと思ったりもしました。

 

入院中、聴覚検査、黄疸検査などなどありましたが、どれもひっかかることなく退院日を迎えることができました。

結局、うちの子の場合は、出産時時点では、個性で小さかったものと思われます。

 

産後の胎盤、臍の緒の様子も、目視でわかる異常(色が悪いとか、臍の緒の位置が悪いとかとか)はありませんでした。念のため病理検査にも回していただきましたが、異常なしとのことでした。

 

3, 1ヶ月検診の記録

うちの子の1ヶ月検診字の記録は以下です。

身長:51.0 cm

体重:3520 g

胸囲:33.0 cm

頭位:36.6 cm

 

無事に標準範囲内の成長を見せてくれました。1ヶ月検診の検査内容も全てPassすることができました。

 

4, 思うこと

◾️医師を信じる他ない

少し前に2,3ヶ月検診に行って来ました。引き続き小柄ではありますが、正常範囲内の成長をし、検査内容もPassでした。今のところ、胎児発育不全の原因は、個性だったと思われます。

うちの子は推定体重が小さい以外、エコー等で異常は見られずでした。そう言われてもエコーで全て検出できるわけではないんじゃ、、とずっと心配な日々を過ごしていましたが、これはもう医師を信じる他ないと思いました。

 

◾️自分を責めないで

仕事に責任を感じ無理をしていたわけではないですが妊娠前と同じように働いていたこと、元々大食いではないので普通程度にしかご飯を食べていなかったこと、に、責任を感じていました。たくさんカロリーを摂取しようとして毎日食事にプラスしてカロリーメイトを食べていた時もあります。ですが妊婦の体重増加と胎児発育不全に相関はないと言われています。無理や不健康な生活はもちろんNGですが、もっと気楽に妊婦生活を楽しめればよかったなと思います。

 

◾️周りの人に助けられた

今は調べようと思えば調べられる時代です。(推定体重の計算の仕方、エコーの読み方まで調べたこともあります笑)調べれば調べるほどいろいろなことが心配になっていきました。その度に泣いたり、夫に話したりしていました。

夫は大抵、大丈夫大丈夫、心配しすぎだよ、と、ポジティブな言葉を描ける人です。(もちろん一緒に心配して調べてくれることもありました。)一緒になって落ち込んでしまうと、地の底まで落ち込んでしまいそうなので、そのポジティブさに救われていました。一方で、その大丈夫大丈夫という言葉が時に辛い時がありました。私は暇があれば色々検索して色々な原因があることを調べてその上で心配しているのに、その時間が無駄だったと言われている気分になりました。だからもし頃記事を読んでいる旦那さんがいたら、適度に心配して、適度に楽観的であってあげてください笑。そう思うと夫の対応はハナマルだったのかなと思います。

 

両親のサポートはここでは割愛しますが、やはり親なので、一緒にいてくれるだけで安心してました、感謝です。

 

◾️出生前診断について

私の場合、エコーで特に疑われなかったため、出生前診断は勧められませんでした。かつ中絶期限も過ぎていたので勧められなかったのかなと思います。

色々な考えがあると思いますが、私は受けていても良かったかなと思う時があります(次妊娠したら絶対受けるぞとまでは思えていませんが)。

私のケースでは、原因が分からなかったので、産まれてくるまでずーーーーっと不安でした(産まれて来た後も心配事は尽きないですが)。心配性であったり、白黒つけたくなってしまう性格だったりもあるとは思います。

色々調べて色々覚悟はしていたものの、割り切れずに、ずっと心配していました。だからこそ、もし何かあるのなら事前に知っておいて色々なことを勉強しておきたかったと思います。またずっとモヤモヤしてどっちつかずだった時間がもったいなく思っています。

 

*さいごに*

情報共有というよりは、記録をまとめた自己満のようなブログになってしまいました。いつか自分でも読み返したいと思います。もし読んで下さった妊婦さんがいらっしゃったら、どうか妊娠期間を穏やかに楽しく過ごせることを祈っています。