不倫発覚前後の経緯の記事には、タイトルの頭に数字を入れています。





続きです








スマホを見て確信したのにもかかわらず、それでもなお女との決定的なラインはなかった事で、私は現実を受け止めることができないでいました。

いや、認めたくなかっただけなのかもしれません。



まさか夫が不倫なんて‥

ないない、やはりそれはない

何かの間違いじゃないか‥




今思えばただそう思いたかっただけかも。




ちょうどその頃、母の病が悪化し、病院に運ばれました。




夫の事に加え、病院、実家の父の事、家の事、仕事ともう心がパンクしそうでした。






それから一週間ほど、どう過ごしたのかあまり覚えていませんが、その間に女の住所を知ることができました。




その一週間ほどしたある日、疑心暗鬼になって苦しんでいても仕方がない、行動しなくては‥

ふと確かめに行こうと思いたち、病院の帰りに女の住所に向かいました。


そう、病をもって母が教えてくれたと思っています。

















程なく到着‥









そこには










‥‥‥







‥‥‥








夫の車がありました










あぁ‥







やはりそういうことか‥











どうか私の妄想であってほしい、勘違いであってほしいと願っていた一縷の望みは粉々に打ち砕かれ、とてつもなく苦しくて辛い現実が、私の前にバーン❗️と突きつけられた瞬間でした。





泣きながらハンドルを握りました。




ボッーとしたまま所用や買い物を済ませました。




主婦って、こんな時でも家族の食事の準備をしなけれならないんですよね。




数時間後家に帰ると夫はもう帰ってきていました。



また涙が出ます。



車庫でひとしきり泣き、平静を装って家に入りました。



ソファで本を読んでいた夫に

今日、なにしてたの?



夫は少し口を尖らせながら

喫茶店で本読んでた





‥‥‥‥‥‥‥





あの表情


口を少し尖らせる仕草



私は夫の嘘をつく時の表情、知っていたのに‥



知っていると思っていたのに‥



嘘をつくとすぐ気づくと思っていたのに‥



なのに‥



ずっと騙されていた‥



ずっと騙されていたんだ‥




体に力が入りませんでした。




買ってきた買い物袋をテーブルに置いたものの、キッチンまで運ぶ気力は残っていませんでした。



夫にキッチンまで運んでと頼みました。




まさか私がこんな気持ちでいるとは知らない夫は、荷物を運んでくれ、またソファーへ。




キッチンで、夫に背を向けるように立った私は、また涙が出てきました。


 

溢れ出る涙を、どうしても止めることができませんでした。



気がつくと、隣に夫がいました。