どうも、中学生鉄オタのじゃがと申します。今回は札幌市営地下鉄東西線に快速を走らせるとどうなるのか考察してみます。私の友人が、快速に走らせたらいいのに、と言っていたのですが、私も昔から思っている事でもありました。本日もどうぞよろしくお願いします。

(唐突なこのトマム駅の駅名標ですが、今年の夏に帯広に行った時に、特急車内から撮った写真です。今度、機会があったら載せますね。)

 

 札幌市営地下鉄東西線の概要

まずは札幌市営地下鉄東西線について説明します。

札幌市営地下鉄は、南北線・東西線・東豊線の3つの路線があります。

東西線のデータをどうぞ。

路線長:20.1km

駅数:19駅

全線所要時間:35分

使用車両:8000系、7両編成3ドア

最高速度:70km

車庫の場所:新札幌駅前の東車両基地(西28丁目駅前の西車両基地では、東豊線の車両が回送されている。)

東西線は、宮の沢から円山公園、大通、白石、大谷地と通り、新札幌に至る路線です。当然、電化・複線で、ゴムタイヤ式を採用し、上からの架線の電気をもらい、動いています。

 

 私が考えた、快速の停車駅

今回はあくまで、jr千歳線に対抗するために、大通〜新札幌駅間での快速運転です。宮の沢をでると、大通までの各駅、白石、大谷地、新札幌に止まります。停車駅は、駅の利用者数を確認しながら決めました。では、どこで前の列車を抜かすかというと、南郷7丁目駅の2面3線を活用します。この駅の中線は、現状早い時間から白石を移動したい人向けに、朝の始発の南郷7丁目発、宮の沢行きを運転するために、深夜に車両を停めておく役目しかないので、日中は特に暇なのです。ホーム通過時は最高速度60kmにして、駅間は最高速度70kmとして、短縮時間は5分、全線30分で走破します。

 

 実際、運転できていない理由

実際、運転できていないのはなぜでしょうか。4つ理由をご紹介いたします。

1つ目に、駅を徐行でしか運転できないからです。これは、運輸省に調査してもらい許可が取れれば問題はないでしょう。

2つ目は、退避設備となる駅が先述の南郷7丁目駅にしかなく、通勤時間帯は運行間隔が狭い為無理、日中も運転できても、1時間に1本程度になってしまいます。増発するには、退避可能駅をもっと増やす必要がありますが、東豊線清田延伸をこばむあの議会なら、そこまで絶対にやらないでしょう。あと、用地買収の問題もあると思います。

3つ目は、途中通過駅の利便性を確保しなければならないということです。横浜市営地下鉄ブルーラインが、2015年に快速を運転開始した際のように、普通列車の本数を維持して、全体の運転する本数を増やさなければならないかもしれません。つまり、必ず快速導入批判派が出てくることも考慮する必要があるということです。

4つ目は、5分と大した時間効果にもなっていないので、需要が薄く、利用者も見込めないということです。

実際に優等種別を地下鉄で導入している場合を見てみると、

・横浜市営地下鉄ブルーライン:快速が40.4kmで10分短縮(通過運転区間は、戸塚〜新羽の24.4kmのみ)

・都営新宿線:急行が23.5kmで12分短縮

・都営浅草線:エアポート快特が18.3kmで5分短縮(通過運転区間は、新橋〜押上の7.8kmのみ)

・東京メトロ東西線:快速が30.8kmで8分短縮(快速運転区間は、東陽町〜西船橋の15kmのみ)

・東京メトロ副都心線:急行が20.2kmで9分短縮

ブルーラインは、全線40kmと長く普通列車で70分もかかっていたから、その他の路線は、他社と直通運転を行なっており、ある程度需要があったからですが、札幌市営地下鉄東西線は20.1kmとそこまで長くなく、直通運転を行なっていないので、あまり利用者が集まらないからというのがあります。

以上の理由から、実際運転できていないのではないかと思いました。

 

 まとめ

今回は、勉強をサボり気味のまずい中学生鉄オタが、札幌市営地下鉄東西線に、快速を走らせるとどうなるのか考察してみました。

快速を導入したとしても、あまり需要がなく、課題も多いことが分かりましたね。仮に、jr千歳線と直通運転できたり、手稲や文京台まで延伸していたのであれば、もっと変わったと思うのですが。

 

twitterと空想鉄道の方もやっています。検索するところに、じゃがと打っていただくと出てくると思いますので、よろしくお願いします。twitterのフォロワー0人なんです(泣)。今後も、鉄道の考察・比較・乗車期の方、やって行きますのでよろしくお願いします。少なくとも、週1回は上げて行きたいと思います。リクエストやアドバイスの方がありましたら、コメントで教えてください。ご視聴ありがとうございました。