まだ随分先ですがブラッククロウズが来日するみたいですね。

 

 

最近、ライヴとか見てないけれど、今ってチケット17000円もするんですか(驚)

 

ちなみに、今のメンバーを見ると、メインのロビンソン兄弟以外、昔のメンツはいないみたいです。

わたしは、セカンドアルバムから参加した、ブルージーで華麗なリードギターをプレイする、元バーニング・トゥリーのマーク・フォードのギタープレイが凄く好きでしたので、彼が参加してないと魅力半減という感じです。

あと、プレイ姿がロックンロールでものすごくカッコ良かった、ベースのジョニー・コルトがいないのも淋しい。

 

まあ、今のメンバーはそれに匹敵する何かを持っているのかもしれないので、昔が、昔が言うのは良くないかもしれませんが、でもマーク・フォードのギターが好きなんだよ!

 

ちなみに、前回の記事でビートルズアンソロジー4が来月(2025年11月)出ますと書きましたが、他にも来月11月には、このブラッククロウズのわたしが個人的に「最高傑作」と思っている、彼らのサードアルバム、アモリカの30周年記念リマスター盤と、デラックス盤が出るようです。

 

 

 

 

最高傑作と思うくらい好きで仕方がないアルバムなので問答無用で購入・・・と言いたいところですが考えてしまっています。

というのも、値段がリマスター盤で3300円、デラックス版は7千幾らと、「わおー、ぽちっ!」とするには、わたしの生活レベルではちょいと勇気がいる値段です。

 

それに1960年代、70年代の、まだ録音機材もそんなに発達してなかった時代の・・・それはそれの良さがあるんですが、そんな古い時代の作品のリマスターなら興味も増しますが、90年代の普通に聴く分には申し分のない音質のアルバムのリマスターって・・・

 

多分60年代の古い作品のリマスター効果すら、あまりわからないわたしの耳では、多分同じように聴こえてしまうんじゃないだろうか?

それにまた数千円払うのもなぁ~って思ってしまうんですよ・

 

とまあ、御託が長くはなりましたが、そんなブラッククロウズのサードアルバム、アモリカ。

今日は、長年親しんだ、30年前の発売当時に新品で買った古いCDを、思いだしたかのようにトレイに載せ、久々に堪能しました。

 

正直、彼ら、特にデビュー作なんかは「もろフェイセズ風、70年代酔いどれ、ブルージーなロックンロール」の90年代版焼き直しにすぎない感じがしていました。

そんなゴキゲンロックンロールな彼らが、真にオリジナリティーを発揮しはじめた作品がこのサードアルバム、アモリカではないかと思うんですよ。

 

実際フェイセズ、ストーンズ風の「ああ、この手の、ボーカルとギターが同じマイクで決めちゃうようなのね・・・」みたいな曲は一切なくて、当時全盛を極めていたグランジ、パールジャムのセカンドあたりにも触発されている??みたいな、ブルージーではあるけれども、ダンスやノリとは縁の薄い、グランジがかった、壮大哀愁な雰囲気のヘヴィーな曲が多い感じのアルバムです。

これが、いろいろ思い悩む年頃にはものすごくバッチリとハマったんですよね。

 

 

ほぼハードロックみたいな、でもサビがどこかスピリッチュアルな感じになるのがクセになるA Conspiracy

マークフォードのヘヴィーなワウギターがかっこいい。

 

 

 

印象的なアルペジオのリフでミドルテンポで軽快に進む、あまりブラッククロウズのイメージとは違う曲High Head Blues

 

 

 

 

壮大な雰囲気のcursed diamond

何処までも飛んで行ってしまうようなマークフォードのスライドギターが素晴らしい!

 

 

オールマンブラザーズのようなサザンロックのようで、やはり独特のグランジ感を感じるShe Gave Good Sunflower

マークフォードのブルージーなリードギターが曲の魅力を相当高めている感じがします。

 

 

とまあ、ゴキゲン酔いどれロックンロールでスタートしたバンドの、非常に内省的な心に響くドラマティックな隠れた名盤とわたしは思っている作品です。

間違いなく、90年代のロックの傑作の一つだと思うのですが、あまり同意見は聞きません。

この30周年リマスターを期に、再評価されるといいのですが(買おうか迷っているくせに。。。)