いや~、相変わらず人とうまくやれず、職場でモメごとばかり起こしているダメ人間です・・・
まあ、元バンドマンなんかロクでもないし、こんなもんだよね。
このロクでもないダメダメな人間性を、実際人に説明する場合、
「まあ、おれは元パンクスだから!」
いい出まかせ、逃げ口上ですよ、
俺は元パンクス!
というわけで、60歳がそろそろ見えてくる年齢にもなって、何言っているんだかですが、今日は休日。
そんな今日の1枚ですが、元パンクス?なこの人たち、
トーキングヘッズの1985年のアルバム「リトル・クリーチャーズ」をチョイス。
ところで、これを書くに当たり、間違えがあってはいけないと、一応ネットで「リトルクリーチャーズ」で検索をかけてみたんですよ。
そしたら、日本のよくわからないイカ天バンドばっかりヒットしてしまうんですね。
そういえば、あのバンド一度見たことがありますが、つまんない曲を退屈そうに演奏しているガキども・・・という以上の感想は待てませんでした。
演奏自体は上手いのかもしれないけれど、あんなどう見ても将来凄い事しそうもない、あくびの出そうなのを「素晴らしい!!」とデビューさせたイカ天の審査員、日本のロックの殿堂たちの見る目の無さにはびっくりしますよ。
なんて・・・あれ?今日は人の悪口がどうにも冴えてしまうな・・・
リトルクリーチャーズのファンの皆様すみません。そんなに知らずにあれこれ叩くのは良くなかったですね。
とまあ、本家?トーキングヘッズのリトル・クリーチャーズの方ですよ!
一曲目の幕開け、非常に名作の予感を感じさせるPOPでキャッチーなナンバー、And She Was
この曲でわかる通り、70年代終わりから続いたトーキングヘッズのこれまでの、元NYパンク出身のニューウェーブ系バンドが、ブラックミュージック、ソウル、ファンクに傾倒した時期が終わり、元のネオアコっぽいオタク気質なPOPに戻った感があるアルバムです。
まあこの時点でアメリカのベテランバンドですし、ボーカル、デヴィッド・バーンのおっさん臭いボーカルもあり、UKネオアコのみずみずしさはないのですが、サウンドの透明感というか、POP感はまさにネオアコっぽい感じがします。
とまあ、非常にわかりやすそうな曲で始まるため、POPで聴きやすいアルバムかというと、2曲目以降様相が少し変わります。
わたしが最初に聴いたこのアルバムの印象は、最初の1曲目のイメージで行くかと思ったら違う、なんだか地味な印象に残らないアルバムでした。
なので若い頃は、サイコキラーとか、この前までのファンク狂いなスピーキング・イン・タングスなんかのほうが好きでした。
The Lady Don't Mind
こんな感じのどこか暗い曲が多い感じがするアルバムです。
Perfect World
この曲が典型ですが、デヴィッド・バーンは、サビのメロディー作りが本当に上手い人だなぁ~と感心します。
なんとなく地味であまりピンとこないAメロから始まりますが、頭を流れて離れないような心をつかむサビに急展開する、みたいな構成の曲が多い。
とまあ、こんな感じの曲で構成されている作品なので、最初の聴いた感じが、非常に地味に感じ、長く聴くことで味わいが出るアルバムです。