皆様、新年あけましておめでとうございます。
そんな時に、こんな呑気な事発信してるのもどうかと思いますが、わたしは昨年のクリスマスあたりから続いていた、毎年恒例の年末年始・大連勤がようやく昨日で終わりました。
で、遅い上にたった1日しかない正月休みになりました。
たった1日しかないし、正月にしては天気も良くないので、家でまたボーッと音楽鑑賞して一日を終えるつもりです。
というわけで、本年最初の1枚に選んだアルバムは、理由は分からないんですが、何故かここのところ5d (fifth dimension)という曲が妙に脳内でループしている、12弦ギターのきらびやかな音色が響くザ・バーズ!
彼らの1966年に出た3作目で、サイケ時代の幕開けを告げた名盤、霧の五次元をチョイスしました。
オープニングを飾るこの曲が、今何故か妙に頭に流れているという5D。
4分の3拍子のワルツのリズムで進む、タイトルの割にはサイケとは無縁な、ややアメリカンなカントリー風味を感じる曲です。
このアルバムの代表作で真骨頂でもある、世界で最も早い時期に出たであろうサイケ風ナンバー、エイト・マイルズ・ハイ。
バーズのリーダー、マッギンや、後にクロスビー・スティールス・ナッシュ~を結成する、サイケ好きなクロスビーに代表される、どこか妖しい出だしから、一気に爽快になるコーラスワークが心地よくもクセになる。
後のバーズのカントリー路線を早くも予感するような、軽快なカントリー風ナンバー、ミスター・スペースマン。
とまあ、バーズのサイケ路線はたった1枚のこの作品くらいでほぼ終わり、後は、マッシュルームカットの初期には思いもつかないような、アメリカンどカントリー・ロック路線に進みます。
ということで、バーズもベスト盤より、アルバム単位で聴いた方が、良さが堪能しやすいバンドかな・・・と思う。
ただしこの作品以降は、アメリカンな空気が苦手な人にはあまり向きません。
でも個人的には、伝説のカントリーロッカー、グラム・パーソンズや、伝説のカントリーロックギタリスト、クラレンス・ホワイトなんかが後のバーズには登場するので、ギタリストなんかには特に、これ以降のバースを知ってほしい気持ちはあるんですが・・・
このアルバムと、次くらいまでが、まだ初期のビートルズ的な要素を残したPOPビートバンドの最後の姿と言えるのではないかと思います。
とうことで、相変わらず適当ですが、本年もお願いします。