最近はサラリーマンみたいな土日休みとなっていると言いましたが、今日は休み。
仕事疲れで家でまったりしていたのですが、午後思い立って買い物に。
目的は騒ぐだけ騒いだくせに、実はまだ買ってなかった、ビートルズのラストソング、ナウ・アンド・ゼンのシングルCDです。
ポイントの関係で、前に住んでいた場所でよく利用した、タワレコまでわざわざ行ってきました。
ナウ・アンド・ゼン、日本盤?と輸入盤で一瞬考えましたが、一曲で解説にこだわるでもないかと輸入盤に。
しかし、今はどこも「袋は別料金ですが…」なのにタワレコは問答無用に入れてくれるんですね。
ということで、帰って早速、4回も連続で聴きました。
やはり新曲、最初の感想どおり、やけに悲しい曲だなって思いましたが、しかし音がいいですね。
向こうの評論筋では、「単調すぎる」と言う評価もあるそうで、確かに最後あたりにハッとするアレンジがあってもいいかもと、その意見も分からなくはないです。
ですが、長い曲でもないし、これでもいいとわたしは思う。
特にポールのベースアレンジは流石だと唸りました。
ちなみに、このCDのカップリング曲には、デビューシングルだった「ラブ・ミー・ドゥ」の2023年リマスターが入っています。
しかしこれ、最初に聴いて感じたのが、ナウ・アンド・ゼンとの音圧の落差が凄い、ということでした。
まあ、かなりゴージャスかつ重厚なサウンド及びアレンジになっている最新曲と、1960年代に大元が作られてる曲を比較するのはおかしな話ですが、それにしても、このラブ・ミー・ドゥーの覇気の無さは気になった。
ビートルズのデビュー当時、この曲にプロデュースサイドはあまり好意的ではなかったような話をかつて、どこかで読んだ気がしましたが、これを聴くとそれも解るかな…と言う気がします。
ところで、このラブ・ミー・ドゥと言う曲は曰く付きの曲で、ファンは皆知っている事だと思いますが、リンゴのドラムを不安に思ったプロデューサーのジョージ・マーティンが、スタジオミュージシャンのアンディ・ホワイトに叩かせた事で有名です。
アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」にはそのアンディー・ホワイト・バージョンが採用されていて、シングルにはリンゴのドラムバージョンが使われています。
今回のリマスターは当然リンゴのドラムバージョン。
今回のMix
しかしリンゴ、初シングルで緊張してたのかな?
今までラブ・ミー・ドゥを散々聴いてきましたけれど、あんまりこんなまったりしてる印象はありませんでした。
そこで、試しにアルバム、プリーズ・プリーズ・ミーのバージョンを続けて聴いてみました。
そしたらわかりましたよ!
わたしがなじみ深いのは、こちら!
アンディーホワイトのバージョンなんだと。
アンディー版のラブ・ミー・ドゥは、バックでリンゴが仕方なくタンバリンを叩いていますが、このタンバリンのあるなしで、結構曲の印象が大きく違うんだなと思いました。
わたしの馴染みは、アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」に入っている、こちらのヴァージョン。
アンディーとリンゴのドラムのレベル差は、聴いた感じ、わたしはそれほど露骨にはわかりません。
でも、アンディーのドラムの方がバスドラムのパンチが効いている気がします。
まあこれは、録音状態の単なる差かもしれませんが…
と言うことで、たった2曲ではありますが、やはりビートルズは満足感がでかい!
でもこれを聴くとやはり、フリー・アズ・ア・バードやリアルラブと言った、ジョンのデモを元に作られた割りかし新しい曲も、全てAi駆使の最新ミックスをして欲しいと思ってしまう。
それでミニ・アルバムにしてほしいかったな…なんて、要求が果てなくなりますね。
でもいつかは、そうして欲しいですよ。