毎日梅雨らしい雨の日が続いていますが、外仕事には厳しい日々です・・・って、いっつもこればっかりワンパターンですみません。
と、それより、今日勤務開始前にボーッとスマホでニュースを見ていたら、なかなか個人的には衝撃的なニュースが飛び込んできていました。
そのニュースとは「乃木坂46」公式ライバルグループ生誕・・・・ではなく、音楽雑誌の、ギターなどをやって、バンド組んでいた方なら、過去に一度はお世話になっているであろう、
プレイヤー/Player誌が2023年6月30日発売号をもって休刊!
というニュースです!!
まあ、残念とも淋しいともなんか違う感情で、何といっていいかわかりませんが、とにかく感慨深いのは間違いない。
いや~、しかし、出版不況、特に雑誌が売れないなんて、わたしが書店店長だったもう15年前くらいから言われていますが、いよいよプレイヤーまで立ち行かなくなったか。
プレイヤーって、確かあの出版社、プレイヤー誌くらいしか出していないんですよね。
それくらい、あの雑誌はかつては、一誌で出版社を支えられるほど、ドル箱雑誌だったはずで・・・。
というのも、まだ携帯とかスマホが普及していなかった1980~90年代前期、プレイヤー誌はバンドマンにとって、ホントなくてはならない雑誌でした。
その理由は、あの雑誌には当時、他の雑誌にはない、巨大メンバー募集掲示板があったのです。
そのことが、あの雑誌を特別なものにしていたと言っても過言ではない気がします.
アナログな当時はこれでメンバー募集をするか、スタジオやライブハウスに張り紙をしてメンバー募集をするかの二拓でした。
わたしの、このブログに書いている過去のバンド物語も、知り合いの紹介やライブで知り合って意気投合したメンバーも多いのですが、それ以外で出会ったメンバーは、ほぼこのプレイヤー誌で募集したものでした。
プレイヤーの募集で来たメンバーが後に連れてきた女のコと、わたしが付き合うことになったり、そんな、バンドだけに限らず、人生においての多くの人たちとの出会いや、喜怒哀楽を生む切っ掛けを作ってくれた。
まさにわたしの人生を大きく左右した雑誌だったと言ってもいいと思う。
でも思えば当時は、住所、電話番号載せ放題で、個人情報うるさい現代では考えられないくらい、個人情報ガバガバで、ホント隔世の感がありますよね。
多分これが元だとは思いますが、よくうちの電話にも、怪しい勧誘とかそういう電話がジャンジャンきたものです。
わたしは1995,6年を最後に、ライブハウスで活動する本格的なバンド活動を止めてしまったので、それと同時にプレイヤー誌とも疎遠になってしまいました。
最近の個人情報保護法施行以降のプレイヤー誌が、どのような形でメンボを掲載していたのか、それとも掲載自体をやめていたのかわかりません。
でも個人的には、あの雑誌は、内容がつまらないということはなく、それなりに記事も面白かったり興味深かったりしたんですが、やはり巨大メン募掲示板で持っていたようなものなんじゃないか??と思えるような雑誌でしたので、個人情報掲載がダメになったり、ネットの掲示板が主流になったりした後、一体どのように存在意義を模索していたんだ?と気になるところです。
一時チラっと見た時には、スマホか携帯のメルアドを載せてる掲示板になっているようだったけれど、以前ほど巨大に盛りあがっていそうな感じではない印象だったし、どうだったんだろうな?
ちなみに、休刊のニュースを見てもう一つ驚いたことがあったのですが、最後に編集長の名前が書いてありますが、この人、過去にわずかの期間、一緒にバンド活動したことがある人でした。
プレイヤー編集部でバイトをしているという話は当時聞いていましたが、編集長にまで上り詰めているとは驚きです。
彼の編集するようになってからのプレイヤー誌を、残念ながら読んだことはないんですが、でもそんな彼の手で終わったのかと思うと、いろいろ複雑な感情がある相手だけに、ある種感慨深いです。
とまあ、久々に、こんな形でプレイヤー誌に遭遇するとは思いませんでしたし、個人的な事ばかりでよくわからない内容になりましたが、まあプレイヤーさん、お疲れさまでしたということで。
最後くらい久々に買ってみようかな?
(でも今は1冊2千幾らもするんですね・・・・高っ!)