今月28日に発売になった、ビートルズの最新リマスター!

最近仕事が繁忙を極め、心も体もヘトヘトですが、勿論発売日の仕事後に、このビートルズの新作でしか訪問しないタワーレコードに、早速買いに行ってきましたよ。

 

 
ここ数年、サージェントペッパーを皮切りに、ビートルズのアルバムのリマスター盤が毎年発売されていますが、今回は今まで以上のさらに最新式の技術を使用し、昔の4トラック録音から各楽器を抽出して、再構築するようなリマスターが施されているという噂を聞きました。
 
ちなみに、このリボルバーは1966年と、これまでリマスターされてきたビートルズ作品の中では今のところ一番古いアルバムです。
オリジナルは、ボーカルが片方のスピーカーからしか聴こえてこないみたいな、初期のヘンなステレオ処理が施されており、中学生の頃、家のステレオで片方のスピーカーから演奏だけを流して自分で歌ってみたりして、それをラジカセで録音したりしていました(笑)
 
わお!
ビートルズの演奏でオレが歌っているぜ!!みたいな・・・、あの頃はそんな些細なバカゲたことが非常に楽しかった。
まあそんなわけで、それを覆すだろう今回のリマスターが、かなり楽しみでした!!
 
というわけで、夜も遅いのに、帰宅後さっそくステレオでワクワクと流してみました。
 
・・・・が
 

 

あれ、全然違いが分からねぇ~

 

これ昔のままじゃないのか??
なにが劇的に変わったんだよ???
 

こちらが2009年のマスター↓

 

こうして比べてみると、確かにステレオの定位は最新式の方がきちんと整理されているのがわかりますが、でも基本はヘンにいじらず、あくまで昔のサウンドを大切にリマスターしているせいか、大きな変化は感じにくかったですね、わたしは。
実際、こうして聴き比べる前は、「全く何も変わってないじゃん!!」と感じたくらいですから。
 
まあ、わたしの耳が鋭くない・・・と言ういつもの疑いは置いておいて、ホワイトアルバムとか、アビィロードを聴いたときより、今回は変化に気付かなかった。
もしかしてわたしは、昔の音との大きな変貌を、極端に求め過ぎていたのかもしれないですね。
 
だって・・・、あくまで昔のオリジナルサウンドに敬意を払う・・・というのもいいんですが、現代の凄い技術で楽器を分離するようなリマスターをするならどうせ、最新式のエフェクターとか、音圧の調整もした、明らかに今のサウンドみたいに聴こえるバージョンもやってほしかったな・・・なんて思ったりしませんか?

オリジナルのらしいサウンドは、従来のCDで十分馴染んでいますし、ファンはみな知っているわけでしょ。

だったら、今までとは完全に違うぞ!と思えるものの方がよくない?

 

 

わたしがこの作品で一番好きな、ジョン・レノンの歌う、 And Your Bird Can Sing

一番オーソドックスな感じがするギターPOPロックですが、それ以前のギターPOPに比べると、ラウドに変化している感じで、2本のリードギターの絡みが本当にカッコいいです。

これもどう変わったかといえば、古いのがこちら↓

 

 

ん??やはり、ほとんど違いがわからないぞ!

・・・というか、こっちのオリジナルなバージョン、かなり良くないですか!?

わたしはこの、古いおかしなステレオ処理バージョン、40年近く聴きなれたせいか、好きだぞ~!

 

あともう一つ思ったことは、今回の新しいバージョンは、キレイなステレオ処理で音の定位が整理されたせいか、グチャッとした昔のバージョンに比べると、楽器の少なさによる音の薄さがかえって気になるようになった気がします、わたしは・・・。

(あくまで個人的意見です)

 

とまあ、今回もわたしは案の定、あまり違いがわからなかった・・・という感想でした。

でも今回も2枚組、別テイク収録バージョンを買ったので、もう1枚を楽しみにしています。

ちなみに、忙しくてそちらはまだ聴いていません。