蒸し暑い残暑が続いています。

仕事量はまださほど多くないので、お金になりませんが、日々ほぼ定時終了。

帰って少しの時間の音楽鑑賞が幸せです。

仕事後は疲労しているので、癒し系の音楽がいい!

 

ということで、今日のこの1枚は、個人的癒し系な久々のディランで、わたしが密かに名盤だと思っている、ザ・バンドとの共作、1974年のプラネット・ウェイブスをチョイスしました。

 

 

ザ・バンドの演奏のため、ザ・バンドの曲みたいに聴こえるNever Say Goodbye

 

この70年代初頭から中盤にかけては、ディランが60年代に続き輝いた時代で、大ヒット作を連発しましたが、中でも75年の Blood on the Tracks(血の轍)と、次の「ディザイアー」の評価がえらく高い。

実際、両方とも情熱にあふれた、クールなイメージがあるディランにしてはアツい、真面目な名作ですが、ひとつ前のこの作品は、わたしは同じくらい名盤だと思うのですが、その二つに比べるとそれほど取り上げられない気がします。(でも全米No1を記録しているようだ)

 

この作品は、上記の通り、ザ・バンドとのコラボなので、ちょっとクラプトンがやりそうというか・・・、ディラン版レイドバックというのか、渋い南部風のサウンドの香りが強いようにわたしは感じます。

ニュー・モーニングにしても、この時期のディランはそういうニュアンスを演奏に感じますが、そこが枯れたサザンロックみたいなのが好きなわたしには、60年代ディランよりも心地いいんですよね。

 

 

この作品の代表曲?やはりザ・バンド風なForever Young

渋くも泣きの名曲と言う感じです。

でも、こんなメロを歌わない、殴りつけるようなしゃべり歌いで人を感動させるディランは、改めてオンリーワンというか、凄いと思う。

 

 

わたしがこの作品で一番好きな、ラストに入っているWedding Song

今までのザ・バンド風なまったりレイドバックとは一変、ヘヴィーフォークと言う感じの暗めの歌です。

60年代ヘヴィー・フォークのディランはそうでもないんですが、70年代ディランの曲はどうも感情を激しく揺さぶります。

 

ということで、久々の古いロックでしたが、やはりこの時代のサウンドは改めて格別ですね。