天気の悪い日が続いております。

涼しいのはいいんですが・・・

 

ここ何年か、「夏休み」「冬休み」みたいな連休がなく、長くて年3,4回3連休がある程度。

(ひと月病気休暇を2度やりましたが・・・)

あとはずっと働きっぱなしで、こういうのはケジメというか、目標と言うか、息抜きが持てなくてダメだなぁ~と感じました。

なので、月末4年ぶりくらいに一週間休みをとることに。

そのあおりか、今怒涛の連勤が続いているので、休みはいつものように家から一歩も出ず音楽三昧です。

 

というわけで、今日何となく聴きたくなってチョイスしたこの1枚は、わたしの青春の80年代から。

ヒューマン・リーグの1981年の名盤「Dear!」

 

80年代初期エレポップ屈指の名曲だと思う、Don't you want me

勿論全米No1、「愛の残り灯」とかいう邦題がついていました。

 

このヒューマン・リーグというグループ、イギリス出身のいかにも80年代らしい、当時斬新だったシンセを大胆にフューチャーした、エレポップのハシリみたいなグループです。

彼らを皮切りに、80年代初頭の、アメリカのチャートをイギリス勢がビートルズ以来占拠する、怒涛の第二次ブリティッシュ・インベージョンが始まった感じ。

 

当時アメリカと言えば、ジャーニーとかスティクスとか、TOTOとか、サウンドはいいけれど、なんか見た目が野暮ったいバンドばっかりでしたから、オシャレで奇抜かつ、音が洗練されているイギリスのバンドたちがもてはやされたのがよくわかります。

 

わたしも丁度80年代初頭は中学生で、ビートルズに目覚め、リアルタイムの洋楽にも興味を持ち始めたという、モロ影響を受けた世代です。

このヒューマン・リーグをはじめ、デュラン・デュランとか、ABCとか、今では「ニュー・ロマンティック」とか言われていますけれど、当時そんな言葉は聞いたことがなかったな・・・。

そういう、イギリスのシンセバンドに夢中でした。

 

楽器にも興味を持ち始めたころで、やるならもう絶対一択で「シンセ!」

で、このヒューマンリーグみたいなグループを組みたいと思っていましたが、当時はシンセの値段がバカ高い!

なので、親に買ってもらえず、「フォークギターにしなさい!」みたいな。

で、泣く泣く好きでもないフォークギターを持たされ、ギター教室に通い、デュラン・デュランがやりたいのに、「松山千春」の練習を教え込まされるという・・・

まあ、何度もぼやいている私の個人談はどうでもいいですね。

 

そんなわけで、わたしは年齢にしては、ビートルズとかディランとかオールマン・ブラザーズとか古いロックが好きなんですが、そういう団塊とかその少し後くらいのロック世代はあんまり聴かないであろう、こうした80年代産業ロックも、実は同じくらい大好きです。

 


Open Your Heart

印象深いシンセのフレーズと、メロディーが思わず頭を駆け巡る名作だ。

 


Love Action (I Believe In Love)

80年代青春世代の性か、こういう乾いた冷たいジャキジャキのギターや、シンセの厚い音がピコピコ、ファンファン鳴ってくるとワクワクするんですよね。

 

とまあ、今は安っぽいサウンドみたいに、ロックの歴史的にどうもスルーされる、こうした80年代メジャーグループですが、個人的に今も名が残るグループの代表作は、60,70年代名盤にも劣らない出来だと思います。

シンセの音が無理~、と言うのでなければ、一度手に取って見られるのはいかがでしょうか?