台風直撃の関東地方ですが・・・

 

外仕事のため、今日は早上がりでした・・・と言っても定時上がりというだけですが。

昔は嵐だろうが台風だろうが、数十年ぶりの大雪だろうが、おかまいなしに終わるまで仕事をさせられましたが、最近は世間体を意識しているのか、こういうところ配慮してもらえ出したのは喜ばしいことです。

 

というわけで、今日はまたまた、どういう気の向きようかはわからないのですが、「家に帰ってストーンローゼズが聴きてぇ~!!」という気持ちに。

なんでストーンローゼズなのかは自分でもわからないのですが、またいつもの「妙にこの人たちが聴きたい病!」に憑りつかれ、それが今回は何故かストーンローゼズだったわけです。

で、帰ってすぐ、彼らのファーストCDをトレイに載せました。

 

 

ファーストアルバム一曲目のI Wanna Be Adored

これぞまさにストーンローゼズと言う、幻想的かつ不気味な妖しさ全開の、サイケネオアコみたいなナンバーです。

イアン・ブラウンのフラフラしながら弱弱しくささやくボーカルも、これまでのロックではあまりなかった新鮮さがありました。

 

とまあ、このローゼズのファーストが出たのが1989年。

わたしは当時ギタリストとして、アマチュアバンド活動をしていて、屋根裏だアンティノックだ!!やってた全盛期真っ最中でしたが、このアルバムは出て1年とかそれくらいしてから聴いたんだと思いますが、当時なんで聴いたのかな?

確か、バイト先のCDレンタル店のUKマニアのヤツが、「これいいよ!」と勧めてくれたような記憶があります。

 

で、彼らのルックスを見て、「なんかまたいつものありがちな、ブリットPOPか(・・・まあ当時、その呼び名はありませんでした。確かキュアーとかエコー&バニーメンみたいな、80年代UKバンドはポジパンと呼んでいたような。)」と思いましたが、Fools Goldという曲を聴いてぶっ飛びました!

 

 

Fools Gold

一見ありがちなUKネオサイケかと思いきや、ワウワウをかましたファンキーなギターと、クラブミュージックっぽいリズムパターンのドラムはえらい新鮮でした。

この手のUKバンドが、こんなビートと、ワウワウギターをプレイするのは、当時はまず考えられなかったというか・・・。

 

80年代のUKバンドは、軽快な8ビートのドラムに、ネオアコ的な透明感あるギターというのが定番で、ワウワウギターなんて、70年代に固執した時代遅れな、団塊世代のやめられない、泥臭い系ロックおじさんがやること・・・みたいな固定観念がわたしはありました。

それがこんなにカッコ良く、新しい感じでワウをかましてきたことに、当時は「やられた~!!」という気持ちになったものです。

今聴いてもこのFools Goldは震えるほどカッコイイ曲だと思います。

 

 

She Bangs The Drums

さきほどのFools Goldとは一転、ストレートな王道UKPOPロックという曲で、なんやかんや言ってもわたしはこういう分かりやすいのが一番好き!

ということで、ストーン・ローゼズで一番好きな曲もこの曲だったりします。

 

ちなみに、こういうのが好きな人は十分に知ってるだろうけれど、あまり80年代とか90年代はよく知らん!という方に、是非知っていただきたいと思うのが、ここのギタリストのジョン・スクワイアさんです。

 

 

 

この方、ルックスもかっこいい人なんですが、いかにもネオアコみたいな風貌で、先ほどのワウにしてもそうですが、これまでのUKPOPの固定観念を覆す、結構ディープなギターを弾きまくる、見た目とは裏腹にギターギターしたプレイヤーなんです。

わたしが80年代後半以降影響を受けた、数少ないプレイヤーです。

 

ちなみに、これは有名なことですが、オアシスのギャラガー兄弟は、アマチュア時代このストーンローゼズの大ファンで憧れ的な存在だったそうです。

でも音楽性に全く共通点を感じないところが、逆に素晴らしいとわたしは感じます。