仕事で人間関係がゴタゴタしていまして、相変わらず精神的にキツいですね。
というわけで、今日は休みで、そんなハードな精神に一息。
今日も朝から音楽三昧だったのですが、最初にチョイスしたのは、昨日あった狙撃事件の追悼とかそんな気持ちとは特に関係はないのですが、でも何となくある曲が自然と頭を巡ってしまい、チョイスした1枚がU2のベスト盤の1980-1990年バージョン!
自然と頭を巡ったのはこの曲でした、Pride
人種差別に抵抗し、銃弾に倒れた、マーティン・ルサー・キング牧師を歌った曲です。
別にわたしは、誰かを特別英雄視していて、今これ、・・・というわけではなく、銃弾事件と言えば内容にかかわらずこの曲が浮かんでしまいます。
ちなみにU2はわたしは、過去に記事で書いた通り、スティーヴ・リリー・ホワイトがプロデュースした、デビューからの80年代の最初の3枚が若い頃から好きで、「それしか認めない!!」くらいの感じでした。
1番ドはまりしていたのが高校1年の頃と、自分でもバンド活動をしていた1987年頃で、特に87年頃は「ヨシュア・トゥリー」が世界的大ヒットしていましたが、それには目もくれず、初期の3枚ばかりを聴いていたわけです。
しかし、U2で一番好きな曲はとなると、昔から、その3枚ではなく4枚目のThe Unforgettable Fireに入っている、このプライドと言う曲でした。
これはわたしが高校1年くらいの時、MTVで良く流れていました。
そんな初期に極端に偏ったファンで、特に90年代 「アクトン・ベイビー」 以降は全く聴いたことすらないみたいな感じのわたくしでしたが、 この時代のU2を、かたくなに無視するのもどうなのかなと思って、 2005年頃、この1980ー1990と、1990ー2000年のベスト盤2枚を買いました。
1980ー1990年の方は、ほぼ個別にアルバムも所持していて、知っている曲がほとんどでしたが、1990ー2000年の方は知らない曲ばかりで、でもその時は例のごとく、「うん、まあまあかな・・・・」という感想しか持たず、そのままお蔵入りになってしまいました。
その後、十数年聴かれないままで放置でしたが、半年くらい前、たまたま気まぐれで、このCDの事を思い出し、久々に引っ張り出して聴いてみたら、あれあれ・・・今度は妙にコロッと気に入ってしまい、最近この2枚は割とヘヴィロテでかける、お気に入りの2枚となっています。
このベストからシングルカットされた?Sweetest Thing
今では一番好きなU2の曲の一つになっています。
と、そんな1980ー1990ベストに続いて、いつものごとく、
ザ・ベスト・オブ1990ー2000の方もトレイに載せてみました。
Mysterious Ways
90年代のU2は、全般的に、こうした打ち込みっぽいリズムの音が非常に印象に残る感じがします。
でも、サビのメロディーのセンスが素晴らしく、さすが名を残すバンドは違うなと感心します。
Gone
若い頃は、ラジオやTVでチラッと耳にする印象から、この普通に90年代風壮大なPOPのU2を、物足りなくて仕方ねぇやと感じていましたが、今は逆にギャンギャン、うぉ~うぉ~、していないこうした大人のU2サウンドがより心地いい。
Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me
この曲はアルバム未収録だそうで、アルバムで聴けない曲もいくつか入っているので、その点でもこれらのベスト盤は所持していてもいいと思います。
とまあ、「あれだけドラムが秀逸で面白いバンドなのに、打ち込みみたいな音を多用するのはいかがなものか・・・」とか、「どこから影響を受けたんだかわからない、ニューウェーブ的独創性が、U2のオンリーワンな魅力だったのに、デジタル風壮大なPOPをやっているU2なんか・・・」なんて思いこんでいましたが、いやいや・・・
やはり名の通った名バンドは、そういう偏見をなくして聴けば、楽曲のクオリティーが相当高いのは当たり前なので、素直に感動します。
ちなみに、こういうベスト盤で満足するのはどうなのか・・・との気持ちもありますが、わたしはそのアルバム全体の内容が気に入っているのなら、それはそれで「あり!」だと思っています。
まあ大抵そういう場合は、後に個別でアルバムを収集してしまうのですが、ベスト盤だけで十分だったなと思うことは実際多いですから。
ところで、90年代以降のU2のCDを検索すると、中古100円とかで出てきて、いろんな意味で考えさせられてしまいます。