急に酷暑みたいになってきましたね
考えてみたらまだ6月なのに!
今週末、仕事がえらい物増で、相当な無理を抱えて大変でした。
4年ぶりくらいに、「こんなの絶対無理だ!!」と思いましたよ。
まあ、なんとかこなしましたが、この、無理でも頑張ってなんとかこなす・・・という昭和根性がダメなんだろうなぁ~。
若い社員は素直に「あ、ムリっす!」って早々諦めていました。
とまあ、独り身なのに、オレは一体なんのためにここまでやるのだろう??と思わなくもないですが、しかしそうは言っても今日は、嬉しい給料日の休みだ!!
でも、昨日までの疲労蓄積で参っているわたしは、相変わらずグウタラとしています。
というわけで、今日も朝一から音楽(鑑賞)三昧!
最初にチョイスしたのは、割と朝寝起きのけだるい時にいいと個人的に思っている1枚、キャット・スティーヴンスという人の、1970年の作品、ティー・フォー・ザ・ティラーマン、日本タイトル「父と子」をチョイス。
ロックファンはともかく、一般的には、「キャット・スティーヴンス、誰それ?」と思う方が多いかもしれませんが、この人には割と世界的に有名なヒット曲が一つあります。
洋楽好きなら、多分一度は聴いたことがあるんじゃないかというその曲が、この作品に入っています↓
ワイルド・ワールド、この方の代表曲で、唯一の超?有名曲です。
非常にドラマチックというか、感動的なメロディーの、ヒットしないとおかしいでしょ?という曲だ。
このアルバムは全体的に、こんな感じで、ロック色はほぼ皆無です。
シンプルに言うと、フォーク路線ということになるのでしょうか。
でも、フォーク系でも、この時代の作品にありがちな、エレキギターがガィーン!と入ってくることがなく、エレキギター自体が使用されていないんじゃないかと思います。
終始アコギの爽やかなストロークか、ピアノの音がメインを張っており、凄くねばっこいおじさんボーカルで、サイケや宗教ぽさあり、暗さありと、一見みずみずしさの欠片もないサウンドなのに、ネオアコさながらのみずみずしさでいっぱいと言う、不思議なサウンドです。
凄く暗く淋し気な雰囲気が胸に迫る、Sad Lisa
どことなく宗教っぽい威厳を感じる、Longer Boats
このキャット・スティーヴンさん、おじさん臭いボーカルなのに、泥臭さや田舎っぽさを感じず、みずみずしいのは、アメリカンではなく、イギリス出身ということもあるのかもしれません。
でも、そのアラブ系っぽい風貌から、多分生粋のイギリス人ではないんじゃないかと勝手に想像していましたが、実際キプロス人とスゥエーデン人のハーフだそうです。
この人は、イスラムに改宗し、ユサフ・イスラムと言う名に改名もして、70年代後半に音楽業界を離れたそうで、2000年代に復帰したそうです。