昨日は会社のバイト仲間との親睦会でした。

春に入った新人さんたちとも話しましたが、おっさん新人さん達が考え方からしてダメダメなのに対し、20代の若い人達はハツラツとして良かったです。

やっぱ若い人って、話していてこちらも若々しい気分になるし、いいですね。

 

あ・・・、「俺たちの時代はなぁ~」みたいなウザい話はしてませんからね。

上目線で話せるほどエライ人ではなく、50代にしてみんなと同格ですから。

 

ということで、休みの今日は、若者と話して若々しくアクティヴになったかというとそうでもなく、家で相変わらずグウタラな音楽三昧。

午前中から、以前も紹介したジョイ・デヴィジョン、TOTO、ポリスなんかを聴いてたわけですが、夕方になってふとまた「久々にあれが猛烈に聴きたい!」感情に襲われ、チョイスしたのが、ここのところこういうのはトンとご無沙汰だった、ZEPと並ぶわたしのギターの原点、

みなさまご承知のエアロスミス、その1973年のデビュー作です。

 

 

初期エアロの名バラード「ドリーム・オン」

こういう、ハードなロックバンドにしては、ドラマティックなバラードを最初からやっているエアロは、後にビッグヒットを放つ資質が元々あったわけだ。

 

このデビューアルバム時のエアロ、後と違うのは、やはりギターの音の感じでしょうか。

この数年後の「ロックス」とかでは、かなりの音圧で迫ってくる、これぞハードロックと言ったヘヴィーなツインギターサウンドですが、このデビュー作ではジャリジャリの線の細いギターの音で、ハードロックというよりは、ブギーとかロックンロール寄りの音に聴こえます。

 

 

 

ガンズもそのまんまカヴァーしていた、もう一つの代表曲、ママキン

これもシンプルなサウンドで、ハードロックというよりはごきげんロックンロールと言う感じ。

でもエアロは、シンプルなロックンロールをやっても、ストーンズみたいにサバサバっとご機嫌にならず、どこか暗いというか、ねちっこいような重さがあるんですよね。

 

 

このアルバムで一番エアロらしい曲と思うサムバディー

 

と、このデビューアルバム、実はわたくし一番好きなエアロのアルバムだったりします。

曲単位では他のアルバムに入っている、あの曲の方が好きというのがありますが、アルバム全体で聴くと一番程よいというか、退屈しないそれなりの佳曲揃いで、最後までダレることなく聴けます。

エアロは、ブギーっぽいロックンロールが上手くて、この作品は特にそういうナンバーが楽しめる。

 

 

わたしがこのアルバムで一番好きな曲、ムーヴィン・アウト

ブルージーを越えて、妖しいダークでサイケな雰囲気の、この作品では一番ハードロックっぽい曲だと思う。

でもギターが厚い音の壁になってないので、聴いていて疲れないです。

中間部の、不思議世界に深く迷い込むような、サイケっぽい展開がホント素晴らしくて、毎回聴くたびゾクゾクします!

 

とまあ、先ほども言ったとおり、わたしが高校に入ってエレキギターを始めたばかりの頃、ツェッペリンとともに愛聴していたのが、この初期エアロでした。(当時はまだ大復帰を遂げる少し前だったので、初期もなにもなかったですが・・・)

過去にもう飽きるほど聴いてきたので、今更もういいかなと思っていたんですが、急に聴きたくなったのには自分でもビックリだったし、でもやはりこうして久々に聴いてみると「カッイイなぁ~、いいなぁ~」と、10代の頃と同じように感動して、レスポールを引っ張り出して来たくなっちゃいますね。