体がだるくて面倒くさい病がひどいです。
まあいつもの事で、肉体労働6連勤明けなので仕方がないのですが、以前はかったるい体に鞭を打って、一度出かけてしまえば割とどこまででも行けました。
でも今日は、疲れた体に鞭を打って出たはいいですが、途中でやはり面倒くさくなって、近くのイオンモールでうだうだして、おまけに何も買わずに帰ってきてしまいました。
4,5年前はこんなことなかったのに、やっぱり50代も半ばが近づいてくるとこうなのだろうか?
20代の頃キャーキャー言われた?細身の美形(笑)ギタリストの面影はもはや微塵もありません。
とまあ、帰ってきてひと眠りして、家でまた音楽鑑賞三昧です。
これが一番ラクでいい・・・、ということで、まずチョイスしたのは、ここ最近「フリー」祭りで、久々にファーストから聴いていますが、今日は1970年発売の4枚目「ハイウェイ」をチョイス!
渋くブルージーにゆったり聴かせる、王道的な70年代ブリティッシュR&Rと言う感じで、ベスト盤、フリーストーリーに入ってない曲の中では一番いい曲だと思う、The Highway Song
フリーは60年代終わりから70年代初頭に活動した、イギリス出身の、まあロックの歴史的には超有名グループの一つだと思います。
この作品のひとつ前の「ファイアー・アンド・ウォーター」が、「オールライト・ナウ」という彼ら最大?の有名曲も入ってるし、ロックの名盤として紹介されることが多い気がします。
しかし、わたし個人は、フリーの最高傑作はこの「ハイウェイ」ではないかと思っています。
彼らを代表する名曲はないかもしれませんが、アルバムとしてまとまりがあり聴きやすいし、彼らによくある「どよ~ん」と暗い曲が少なく、割合爽やかに聴けます。
The Stealer
ブルージーなリフで始まり、途中で歌とともにふっと切なく止まるパートがフリーらしく、単なるブルージーでハードめのロックというだけで終わらない魅力になっていると思う。
あと、若きソングライター&ベーシストのアンディー・フレイザーの、ファンキーなベースリフも、よくこんなフレーズをこうした曲で思いつくな・・・と感心するほど秀逸だと思います。
ラストを飾る、フリーらしいどんより暗さ全開も、感動的な、Soon I Will Be Gone
この曲の魅力はメロディーもそうですが、泣きのギターで名を馳せる、ポール・コゾフのバッキングギターにあると思います。
バックのストリングスの印象深いフレーズをなぞった、単音弾きのシンプルなギターフレーズは、なんてことないようで、ハッと深く沁み渡る感動を覚えずにはいられません。
やはり、若く早死にする天才は、簡単なフレーズを弾かせても凡人とは一味違います。
ちなみに、ここまでこのアルバムについて、こんなアツいこと書いておいてなんですが、フリーに関しては、よほどこういうサウンドがたまらなく好き・・・というのでない限り、ベストの「フリー・ストーリ」をお勧めします。
そちらに、アルバム中の主だった名曲はしっかり網羅されていて、このアルバム1枚でフリーのおおよそはつかめると思います。
でも個人的には、今回紹介したこの作品の「ハイウェイ・ソング」と、最後の「フリー・アット・ラスト」というアルバムの、一番最後に入っている「グッドバイ」という曲は外せないんだな。
このアルバムではないけれど、ラストアルバム「フリー・アット・ラスト」の最後に入っている「グッドバイ」
最後と言うのも相まって、非常に感動的な曲で、特にコゾフのギターが素晴らしいです。