前回、「わたしの好きだった80年代ロックンロールバンド」と題して、80年代からしても、ちょっと古い感じの酔いどれストーンズ、フェイセズ風、ブリティッシュのロックンロールバンドをご紹介・・・というか語ってみました。

 

今回は、似たような80年代中~後期の時代に流行った、アメリカのバンドたちについて語ってみようかと思います。

これらのバンドは、日本のロックンロール、ハードロック好きにも、割と当時人気があったので、1970年前後生まれの人で「懐かしい!好きだった!!」という人は、バンドマン以外でも多いのではないでしょうか?

 

ということで、アメリカの80年代の名ロックンロールバンドといえば、やはりまず最初に来るのは、ジョージア・サテライツになるのではないかと思います。

 

 

 

このバンドは、かなり売れて、全米チャートトップ入りした曲もあるので、知ってる方は多いでしょう。
ハードロック色の少ない、結構シブめの、ブルージーなアメリカンロックンロール寄りのバンドですが、歌えるビートPOPちっくな歌から、ドラマティックなバラードまで、意外と幅広いのも魅力。

このバンドが解散した後、ボーカルのダン・ベアードは、バンドを引き継ぐようなブルージーなソロを出し、一方のギターのリック・リチャーズは、なんと、かの「ガンズ・アンド・ローゼズ」のギタリスト、イジー・ストラドリンと組みます。

その、イジー・ストラドリン&ジュジュ・ハウンズと名乗った、イジーのバンドのファーストも、ガンズのようなメタル&ハードロック色が驚くほど皆無なシブい、アメリカン・カントリー・ロックンロールなサウンドで、どちらかといえばジョージア・サテライツの音楽に近く、このアルバムも当時、わたしは相当愛聴しました。

でも全米的にはそんなに売れなかったんじゃないかな??

 

ガンズのイジーのジュジュハウンズの代表曲。

ホント、いい歌が多い、ジョン・メレンキャンプやトム・ペティーみたいなロックアルバムなんですよね。

これを聴くと、この人そもそもなんで、ガンズのようなヘヴィーメタル&ハードロックバンドにいたのか?と非常に疑問を感じます。
ここまでバンド時代とソロの音楽性が違うのも珍しい。

そのイジーが一時加入するか?という話があったかなかったか?
ジョージア州出身のブラック・クロウズも相当売れました。

 

 

 

わたしは大好きで、未だによく聴きますが、過去に記事にしたので、これくらいにしておきます。

そして、少しマイナーになりますが、
KIX(キックス)

ってバンド、知っていますかね?
ジョージア・サテライツとかブラック・クロウズあたりに比べたら、エアロスミスっぽいというか、AC・DCっぽいというか、かなりハードロックっぽくなります。

 

 

LAサンセットストリップぽい、彼らの代表曲Blow My Fuse

 

このバンド、AC/DCっぽい金切り声ボーカルといい、ニヒルに構えたイケメンギターの二人がカッコよくて、R&R好きにはホント、理想的なバンドでした。
大ブレイクとまではいかない、中途半端な存在感でしたが、それでも確かバラード1曲だけ、全米チャート上位に食い込ませたんじゃないかな?

そしてややハードロック寄りに来たついでに、最後におまけ!

いかにもLA、サンセットストリップ的な、アメリカンのバンドで、ガンズと同時期くらいに出てきた、ファスター・プッシーキャット

 

 

 

 

このバンドも80年代、アメリカン・ロックンロールバンドとして外せないでしょう。
わたしは、あれは1987年とか88年とかだったかな?

たまたまアメリカに行った知人が、彼らのCDをおみやげに買ってきてくれて知りました。

このバンド、最初ギターの一人は女かと思ったくらい妖艶なルックスで、その見た目から完全に、ポイズンとかウォーレントとかLAガンズみたいな、LAヘアーメタルバンドかと思いましたが、意外にもあんまりメタル色のない、ハードR&Rという感じで、わたし好みのサウンドでした。

ガンズ&ローゼスと確か関りがある?ようなバンドだったと思いますが、そんなバカ売れすることもなく、アメリカではどれくらいの存在なのかわかりませんが、ボーカル中心に未だ活動しているようだ。
あの人は今的な感じですが、そんな妖艶なギタリストも脱退したようで、その美形の彼は今ではただの太ったアメリカのおっさんになってた・・・。

というわけで、誰も再評価しないでしょうが、わたしは青春のサウンドだっただけに、近頃勝手に再評価しています。
これらのCDは、誰かに借りパクされたのがほどんどで、今あまり家にないですが、今はこうして簡単にYoutubeで聞けちゃうから、CDが売れなくなるわけだよなぁ・・・。