朝晩は結構寒くなってきましたね。

わたしは相変わらず長期休職中。

音楽を聴いたり、ネットを見たりと毎日引きこもり生活ですが、そんな中今日のこの1枚に選んだのは、かのエルトンジョンの1973年の名盤、グッバイ・イエロー・ブリック・ロードです。

 

 

 

ダイアナ妃が亡くなられた時、良く流れていた、Candle In The Windもこの作品に収録されています。

 

この作品はレコード時代は2枚組の大作で、わたしは20代半ば前くらいにCDで買って、何度か聴いてみて、まあ、良くも悪くもない、並な作品だなと・・・、それ以来あんまり聴かずにこれまで来ました。

多分その頃は、CDを次々買いすぎていたというか、あんまり集中力や忍耐がなくて(今でも)、その時の好みや気分にピタっとこない作品は、ちょっと聴いただけで、わかったふりしてスルーしていたんですよね。

だから最近、「思っていたより良かった・・・」というのが続出しているんだと思う。

 

このエルトンの名盤もその一つで、まあこちらは有名な作品なので、わたしよりも良さに気付いている人はすでにゴマンといて、今更なんでしょうが、まあこのブログはわたしの感想文ですからね!

ちなみに同じエルトンの名盤でも、これより、Your songから始まる、Elton Johnというアルバムの方が、短いしわかりやすい気がして好き好んで聴いていました。

 

でもやはり、ここ数年はこの作品の深みというか、良さが年齢と(今更)合ってきたような気がして、少し長い時間曲に浸りたいときとか、割と好んでチョイスするようになりました。

とは言っても、そこまでしないとわからないくらい、難解な作品ということではなく、普通にPOPでバラードなんかも美しい、どちらかと言えば70年代王道寄りのロックアルバムですよ。

 

 

 

この作品でわたしが一番好きなBennie And The Jets

スローな、雨の日に迫り来るような足音、みたいな雰囲気がたまらない曲だ。

 

 

ベスト盤には必ず入っている、ノリノリのロックンロール、Saturday Nights Alright

この曲にも感じますが、初期のエルトンの音楽は、70年代初頭の流行、エリック・クラプトン、レオン・ラッセル的な、アメリカンレイドバックサウンドの影響を強く感じます。

美しくヨーロピアンな空気のピアノバラードの印象だけで聴くと、意外な感じがするかもしれませんが、初期のエルトンは結構アメリカンレイドバック調。

でも彼の曲には、小難しいマニアックなものは少ないので、方向性やアレンジがどうであれ、大方誰でも楽しくは聴けるんじゃないかと思う。

 
なんとなく、淋しい気分になってその雰囲気に浸りたい時や、なるべく長い時間音楽に浸ってリラックスしたい時など、わたしはこの作品を良く聴きます。
とまあ、長いアルバムなので、それだけ紹介したい曲も多くなってしまいますが、エルトン・ジョンの、ベスト盤あたりを聴いた後に最初にチョイスするアルバムとして、次はこれをぜひお勧めしたい・・・というか、名盤なのでわたしがこんなこと言わなくても聴いている方は多いか・・・。