パソコンにDTMソフトを完備したので、これまであったデジタルMTRを処分することにしました。

 

確か2000年頃に買った、店頭不良品のデジタルMTRです。

 

もちろん、買ったときそんな説明はなく、どうもフリーズが多すぎておちおち録音できやしないと、10年後にBOSSに問い合わせてみたら、おかしなものだということが発覚。

時すでに遅し・・・。

 

というわけで、どこか不具合な上に、当時家族を抱え仕事も繁忙を極めて、買った以降は時間も気力もなく、結局これで録音したのは20曲あるかないかだけという・・・。

値段の割に(10万円近くした気がする・・・)ちっとも活躍しなかった、私の買い物歴の中でも、最近壊れかけたパソコンに続くくらいに、ムダ金遣いだったもの・・・な気がします。

 

そんな、ダメMTRの中身を調べるために、10年ぶりくらいで電源を入れてみました。

幸いなことに電源は普通に入り、音も普通に流れる。

 

中に入っていた曲は、自分がそれまで作っていた曲の再録音とか、ブログで知り合ってコラボした曲など、自分でハッキリ覚えていたものが10曲くらい。

そして、残り10曲くらいが、多分2000年~2010年頃に制作した、自分で全く覚えてない作品でした。

自分で覚えていない作品は、録音過程すら微塵も記憶になく、これ、ホントにオレが作ったのか?という感じで、自分の知らぬ間に誰かが勝手に録ったとか、眠っていて意識のないまま録っていたんじゃないか?と思えるくらいです。

 

でも、この機械をわたし以外が触ることはありえず、またギターや演奏パターンもまぎれもなくわたくしの演奏以外の何物でもないので、間違いなくわたしが思いついて録音したものだろう。

わたしはコピーとかカヴァーとか好きじゃないので、誰かの曲というのはないです。

 

この記憶にない曲群、困ったことに、大半の曲が、一切歌メロや歌詞が録音されていませんでした。

わたしはインストは好まないので、必ず自作曲は歌メロがあるはずなんですが、これに一体どんなメロディーを当時考えていたのか、サッパリ忘れ去っています。

 

でも聴いてみたら、これインストでも意外とイケるんじゃないか?と自分で思ってしまいまして、この中に入っている録音データーをパソコンに移すことにしました。

 

 

ということで、オーディオインターフェイスにラインでつなぎます。

よく昔、ラジカセのダビングなどで使ったような、なつかしの、普通のアナログなステレオプラグで、MTRとオーディオインターフェイスとつなぐ。

 

 

CubaseでAudioトラックを選択し、プラグインをステレオ選択して、そして録音ボタンをポチする、至極アナロク原始的なデーター移行をしてみました。

本当はMIDIケーブルでMIDIトラック選択で移行するとか、もっとデジタルな方法もあるのかもしれませんが、よくわからなかったし面倒くさかったので・・・

まあ音源自体もデジタル録音ですし、ヘンにノイズや音質が気になるということもなく、アナログでもうまくCUBASEに移行できたと思います。

 

というわけで、今回はそれらの中から、自分でなかなか気にいっている曲をピックアップして、アップしてみました。

 

 

わたしには珍しいスカ曲に、ふざけた動画をつけてみました!

 
 

 

最後にフォークっぽい曲。

これは唯一ボーカルのメロが吹き込んでありましたが、何が言いたいのか自分でも意味不明。

多分、メロを忘れないための仮歌だったと思われます。

 

 

自分で忘れていた曲、第2弾に続く