なんだか歯がガタガタで毎週のように歯を抜いています。
もう入れ歯決定みたいです。
なんか、元ロックギタリストとは思えない、どこのおじいさん?みたいなこと言っていますが・・・。
というわけで、歯医者の予約があるので、好き勝手旅立てない休日。
朝から若さを取り戻すべく、テンションを上げるためにチョイスしたこの1枚は、久々の60年代ブリティッシュビートから、
ザ・ホリーズの1965年の3枚目、「ホリーズ」
You Must Believe Me
いや~、みずみずしくていいね!!
ホリーズ、お聴きのように、1960年代のビートルズ時代の人たちで、いろいろ出たブリティッシュ・ビートのバンドの中では、同じイギリス北部出身ということもあって、初期の彼らは初期ビートルズに一番似た感じのサウンドなのではないだろうか?
少し地味な存在ではありますが、初期ビートルズ好きなら、問答無用に次に聴くべきバンドだろうと個人的には思います。
ちなみにわたしは昔から、バンドを好きになる点で、コーラスの上手な、ハーモニーがきれいなバンドというのが大きな条件かもしれない。
そういう、絶妙なコーラスワークに妙に惹かれるのだ。
その点、POPでメロディー重視の曲といい、素晴らしくテンションが盛り上がるコーラスワークといい、このホリーズは好きじゃない要素が一つもありません。
でも、バスストップとか、シングル集に入っている曲群の、かなりPOPなイメージが強いかもしれませんが、個別のアルバムは、ロックンロール的要素がややあり、ホリーズは甘いPOPだけじゃなく、パンチのあるロックンロールもうまいバンドなのだとわかります。
彼らのオリジナル曲、when i come home to you
サビの盛り上がるコーラスがホント気持ちいい。
これ等の曲で、突き抜けるような甲高い声でハイトーンパートを歌っているのは、後にクロスビー・スティールス&ナッシュで有名になるグラハム・ナッシュだ。
ちなみに、日本のアルフィーは、そのCS&Nのコピーを学生時代やっていたそうなので、高見沢さんのあのハイトーンコーラスはこのナッシュさんの影響なのかもしれません。
でも全然似た風に聞こえないのはどうしてだろう?
わたしのCDはボーナストラック入りのプラスバージョンで、このシングルヒット曲、 look through any windowも入っています。
ちなみにこの曲は、後に10CCの中心人物になる、グレアム・グルードマンの作品だ。
(バスストップも彼の作品)
うん、やっぱり、楽しげで突き抜けるようなコーラスワークが気持ちいい曲です。
本当は若いころ組んだバンド、パブロックとかパンクとかじゃなく、こういうバンドにしたかったんだよね・・・。
ホリーズはこの後、やはり当時のバンドの辿った道に進み、60年代後半のヒッピーサイケデリック路線へと突き進みます。
その路線で出した、やや無名だけれど名盤とわたしが思う、「バタフライ」に関しては以前記事を書いたと思うので、興味があればお読みいただければと思います。
というわけで、歯はなくなるけれど、このノリで、元気で頑張ってゆこう(泣)