以前、クラシックに目覚めたかも・・・なんて記事を書き、「クラシックベスト100」みたいなCDを買ったりしました。
お休み前に、特にピアノ曲なんていいかな、と思い「ベスト ピアノ 100」も買ったのですが、
あんまり聴いていません。。。
どうもピンとこないというか、・・・まあ、悪くはないんですけれど。
そもそも、ロック、POP好きのわたしが、いきなりクラシックピアノだ!!となったきっかけは、その時の記事にも書いたと思いますが、知人のピアニスト女性から、ショパン・エチュードというピアノ練習曲のCDをもらって、それを何げなく聴いて感銘を受けたことでした。
あのCDを聴いて、非常に感動したはずなんだけれど・・・、あれはなんだったんだろう??
そう思ってそのCDを昨日、久々にまた聴いてみたら、
非常に心を揺さぶる、素晴らしい演奏に、やはりグワッと感動したんです。
このもらったCD、
「アルフレッド・コルトー/Arfred Cortot」
という、古い時代のフランス人ピアニストの方が、演奏しているものです。
わたしが感銘を受けた、コルトーが弾く、有名なショパン・エチュード第三番、ホ長調「別れの曲」
このコルトーの演奏に大感激して、「クラシック ピアノってなんて素晴らしいんだぁ~!!」となって、ベストピアノ100のCDを買ったんです。
でも、ふと疑問に思いました。
だって、クラシックピアノ ベスト100でしょ?
ショパンの別れの曲は超有名曲だし、そのピアノベスト100の方にも、絶対入っていないとおかしいでしょ?
そう思ってCDを見てみると、やっぱり!きちんと入っていますよ!! それも最初の方に!
でも、このベスト100、何度か聞いているはずなんだけれど、コルトーであんなに感動した同じ曲なのに、こちらのほうは全く印象に残ってないんですよ。
・・・っていうか、こんなこと書いているくらいなので、今CDを見返すまで、このCDに同じ「別れの曲」が入っていることすら気付いてなかったという・・・。
なんでだろ?と思って、試しにこちらのCDの「別れの曲」を聴いてみたら、やはり・・・
まったくなんとも感じないし、「ああ、有名なこれね・・・程度で、特別いい曲だとも思わないという・・・。
ショパンが作った全く同じ曲なのに、片方は心を熱く動かし、片方はショッピングモールで流れているBGM程度にしか思わないという。
ベストピアノ100の方に入っていたショパン・エチュード第三番、ホ長調「別れの曲」
ブーニンという方が演奏している。
そのピアニストの女性によると、このブーニンも超有名な人気演奏家だそうで・・・、というか、それすら知らないのに、演奏批評をしているという。
まあ、こちらの方がいいじゃん!という方も多いのかもしれませんが、わたしはあんまりピンとこなかったというか。
わたしはいい曲というのももちろんですが、そのいい曲をどう演奏するかということにも好き嫌いがハッキリ別れる人間なんだなって再認識しました。
しかし、クラシックってなかなか奥深いなって思いましたね。
ロックやPOP、ジャズとかって、大体その人自身の自作が多く、その人の演奏そのものが正解!みたいなのがまず普通で、一部の例外以外は大抵、カヴァーよりオリジナルがいいものです。
その点、クラシックはまず曲がありきで、それをどう解釈して各々がどう演奏するかという、そういう聴き方ができるんだなって思いました。
わたしはクラシックが好きになったのではなく、アルフレッド・コルトーというピアニストの演奏が好きだと感じただけだったんだと思った。
まあ、シロウトなので、そういう聴き方、感じ方がどうなのかは知りませんが・・・。