なんだかずいぶん久しぶりになってしまいましたが、みなさまこんにちは。
いや・・・ここ最近ホント仕事が忙しくて。
この間、スペックがいいパソコンを買ってDTM(デスクトップミュージック=パソコンで作曲録音)をやる体制を整えたんですが、練習がてら少しソフトを動かしただけで、その後は面倒くさくて全然いじっていません。
もう50過ぎのおじさんですし、若者みたいにYoutuberだ!ボカロPだ!と、この猛暑の中(体力気力的に)簡単にはいきません。
というわけで、こんな暑くてすべてに面倒くさい仕事休みの日は、クーラーにあたってゴロゴロ、いつもの音楽鑑賞。
今日最初に選んだこの1枚は、暑いと言うのにかけて(ムリヤリ)、この作品。
わたしが、ライブアルバムとしては、最高の部類に入るのではないかと思っている、
ボブ・シーガーというアメリカンロックの大御所が、1976年に出した・・・、正確には、
ボブ・シーガー&シルヴァー・バレット・バンドのアツい1枚、ライブ・バレット。
気持よく疾走する、ドライブなんかでかけたら最高じゃないかという、Nutbush City Limits
このボブ・シーガーという人は、アメリカンロックの魂??と言われている? 70年代以降のアメリカンロックの象徴ともいえるシンガーの一人ですが、こういう人に良くあるパターンで、向こうでは大人気な反面、日本での知名度はホント、ものすごくイマイチな気がします。
あんまりこうしたザ・アメリカンパワーPOPロックみたいなのは、男臭くて汗臭くて、セクシーさに欠ける武骨な感じがするし、割とビジュアルの美しさ重視の日本では、ジョン・メレンキャンプと言い、ウケにくいのかもしれません。
実はわたしも、ビジュアル的どうこうは関係ないのですが、80年代初期くらいのヒット曲の印象から、最初この方に対し、小粒なブルース・スプリングスティーンとか、スプリングスティーンもどき、みたいな印象を持っていました。
でも聴いてみると、サウンドの系統は確かに似た方向で、雰囲気も全然似てなくはないんですが、でもスプリングスティーンほどの汗がほとばしる、魂の叫び的な過剰なパワフルさはなく、意外と聴きやすいいい曲が多いんです。
・・・というより、スプリングスティーンより、この人の方が古くから活動している感じで、先輩みたいなのだが。
中でもやはり、この人の作品は、70年代のものがわたしは良いと思う。
特にこのライブ・バレットという作品は、ライブの熱気をリアルに伝える割には聴いていて体力消耗しない、純粋にノリやメロディーや雰囲気がいい、シンプルでわかりやすい曲が多く、アメリカンな渋い空気も相まって、気持ちよく聴けるのがいい!
渋いTraverin Man
前回イーグルスの記事で、アメリカのアメリカ人による、これぞアメリカンなロックが聴きたい人に迷いなくお勧めすると書きましたが、このボブ・シーガーという人もその一人で、この作品はやはり、70年代アメリカンロックを手っ取り早く体験したいという方に、迷わずお勧めできる1枚です。