この猛暑の時期に6連勤にされ、身も心も疲れ果てました!

疲れているとネガティヴになるは、すぐ人に腹をたててしまうは、ロクなことがありません。

明日は一日ゆっくり休もう。

 

というわけで、部屋でホッと一息ついて流したのは、わたしがしょっちゅうトレイに乗せる、好きで好きで仕方ない90年代の傑作!

この作品は、静かというわけではないのに、なぜかいつ聴いても疲れないのだ。

やはり、80年代以降のロックなんて終わってるだろ?というブリティッシュロック好きおじさんにぜひ聞いてほしいです。

 

1994年の、ブラー/パークライフ

 

 

 

 

この90年代前半という年代は、アメリカはニルヴァーナやパールジャムなどのグランジと言われたバンドが全盛で、一方UKではこのブラーとオアシスがいろいろ悶着を起こしながらも、ブリットPOPなるムーブメントを牽引していました。

中でも、やはりブリットPOP復権?の第一歩の作品になった、このパークライフはよく出来た、どう聞いても名盤でしかない作品だと思います。

すべてのブラーのアルバムの中で、やはりこの作品が曲も構成も、ずば抜けていいと私は思っています。

 

作品の内容は上記のGirls&Boysみたいな、クラブで流れそうな電子的POPまがいの曲から、いかにもイギリス伝統としか言いようがない曲、はたまた、カートコバーンが歌えばそのままニルヴァーナがやりそうみたいなややパンクじみた曲まで、最初から飽きない多彩な楽曲群が詰まっていて、古き良きUKビートの名盤にも劣らない出来だと思う。

 

この当時ライバル視された初期オアシスは、曲はよくて、キャラもたっているかもしれないけれど、なんだかギターがノイジーでやかましく、わたしは聴いていて疲れるところがあります。

けれどブラーはそういうことがなく、音楽至上的な、クオリティーの高いいい演奏をしていて、飽きることがないとわたしは思うのだ。

 

 

いかにもブリティッシュ伝統のイギリスのバンドでしかできないだろうという曲、 End of a Century

一時オアシスがビートルズ、ビートルズ言われたりしましたが、ブラーのこの曲の方が余程、サージェントペパーやホワイトアルバム期のビートルズを彷彿させる。

このブリット特有の空気ってなんだろう?

彼らが伝統的に好む音階とかメロディーとか、コード進行が多分あるんだろうね。

 

 

Clover Over Dover

これも、ロンドンのウォータールーあたりの(行ったことないけれど・・・)夕日を思わせる、もの悲しいイギリスの美みたいな雰囲気がする。

グレアム・コクソンのアイディアと才能を感じさせる、ギターのバッキングセンスが光る。

 

このコクソンという、メガネのバディー・ホリーみたいなギタリストは、バンドファンはともかく、全体的にはあんまり話題にならない気がしますが、意外と要注目に値するいいギタリストだ。

テンポのいい曲などでは、本当に躍動感あふれる、ノリのいいプレイを見せる人で、こういうイキのいいバッキングプレイをする人はなかなか少ない。

 

 

 

静か目な曲ばかり紹介しているけれど、 This Is a Low

 

わたし、この作品に出合ったのは、モロにリアルタイム、20代の頃で、当時も夢中になったけれど、25年経った今、オアシスに関してはいろいろ思いが変わった部分もありますが、ブラーやこの作品に関してだけは、少しも気持ちが色褪せません!

しつこいですが、ヘタな60年代、70年代の名盤にも劣らない、名作だと思っています。