コロナで巣ごもりゴールデンウィーク!
そういえば、今外出するな、家にいろ!命に関わる!と言われているけれど、おととい仕事でレンタル店と本屋に行ったら、もう3密もいいところの激混雑ぶりでした。
ネット販売の影響で、これらの店にこんなに人がいるのをここ数年見たことがありません。
やはり現代人間、じっと家でいつまでもなんて、幾ら命がうんぬん言ったところでやってられないんだろうなって痛感しました。
でも、同じようなところにあるブックオフは、GW期間中すべて閉店になっていましたけどね。
とまあ、わたしは元々インドア趣味も多いから、家に居ろ!と言われても、さほど苦痛ではないです。
昨日の職場の揉め事はまるで解決していませんが、昨日に引き続き家で音楽三昧しました。
わたしは春から一人実家に戻り、こちらに置きっぱなしだった20代くらいまでに買った、CD1000枚の山に囲まれています。
自分で買ったまま忘れていて、かつてもそんなに頻繁に聞いた記憶もないCDを発掘しては聴いてみましたが、これまで全然印象もなかったのに、今聴いたら思いのほか良かったというものが幾つかありました。
前回もその中の一つをご紹介しましたが、今日も聴いてみて感銘を受けたものがあり、それが、
エリック・バードン&ジ・アニマルズ
アニマルズはイギリスの60年代ビートグループ。
ビートルズに続く形で、60年代中盤前ごろヒットして、アメリカも制覇するなど、割と有名だと思います。
渋いブルージーでソウルフルな、エリック・バードンのボーカルと、哀愁のあるアラン・プライスのオルガンが印象深く、悲しみのフォークソングっぽい「朝日の当たる家」という曲は、結構知られている曲ではないでしょうか。
そんなアニマルズですが、今回のCDはその後期、60年代後半のアニマルズで、アメリカに拠点を移しサイケサウンドの影響を受けた、初期とは異なる形態のアニマルズで、名前もエリック・バードン&となるなど、少し違っている。
ちなみに、のちに大物になるザ・ポリスのギタリスト、アンディー・サマーズがメンバーとして参加しています。
このCD、わたしは初期と違っていいイメージがなかったんですが、今日聴いてみたら、予想以上にいい内容でびっくりしました。
思いのほかサイケでもなく、初期のブルージーなビートグループだった頃と、基本的雰囲気は変わっていない。
エリック・バードンの黒人ばりの、渋くてパワフルで野太いボーカルも健在です!
アイク&ティナ・ターナーのカブァー、River deep mountain high
カヴァー曲が意外に多く、それが演奏、アレンジともにいい!
しかし、エリック・バードン、イギリスの白人のボーカルとは思えない。
オリジナル曲「モンタレー」。
歌詞にジミヘンが、デッドがうんぬん聴こえるので、多分1967年の、モンタレーPOPフェスティヴァルを歌った曲と思われます。
ジョニ・ミッチェルやクロスビー・スティールス・ナッシュ&ヤングも、同じ趣旨で「ウッドストック」という歌を歌っていますが、モンタレーのほうが最初の野外フェスで古いので、ウッドストックの歌はここから影響を受けたのかもしれません。
ビート感たっぷり、ノリノリでハイテンションなサイケソウルロック的な曲で、いかにも彼ららしくていいです。
とまあ、歴史的必殺の名曲がある初期に比べ、この時期のアニマルズはあまり語られない気がしますが、このように、60年代ビートロック好き、ソウルフルでモータウンっぽいのが好きな方などには、結構はまると思いますので、ぜひチョイスしてみてはいかがでしょうか?