今日も職場で、人間関係的にうんざりすることがあり、ゲンナリと帰宅しました。
そうしたやさぐれた心を癒すため、布団を敷いて、ゆったりといい音楽を聴きます。
ということで、今宵の大人のこの1枚は、最近わたし、スティリー・ダンとこの方々しか聴いてないんじゃないかと思う、
イーグルス!
イーグルスのアルバムは、どれをチョイスしてもいいんですが、今日は彼らのファーストアルバム、その名も「Eagles」をチョイスしてみました。
このアルバムは、ソフトな曲が多い上に多彩で、夜のマッタリ気分に凄く合うのだ!
よくイーグルスは、初期はカントリーロックみたいな言い方をされますが、他のメジャーなカントリーロックの、例えばグラム・パーソンズや、フライング・ブリトゥ・ブラザーズ、ポコとかと比べると、全然カントリーロックという感じではありません。
むしろ、初期からなかなかハードなロックンロールを演奏しているバンドで、このファーストアルバムも、テイク・イット・イージーみたいな、カントリーロックっぽい曲はむしろ少なく、カラッとさわやかな曲よりも陰のあるようなヘヴィーな曲も多い印象です。
↓このアルバムの有名な代表曲の一つ、Witchy Women。
それと、このファーストはまだ、それほどグレン・フライ&ドン・ヘンリー色が強くなく、特にドン・ヘンリーは印象深いのは上の曲くらいで、他にはさほど歌っていない。
メンバー4人がいい感じで、バランスよく曲を提供し、公平に歌っている感じで、それぞれの曲もみないいのだ。
意外なのはギタリスト・・・というか、オールマイティーに弦楽器系を担当している、一時フライング・ブリトウ・ブラザーズにもいた、バーニー・レイドンです。
イーグルスは後に、ハードロッキンなギタリストが加入し、ギターロック色がいくらか強まり、その人たちの方が一般的には有名ですが、この一見いかにも中西部のカウボーイ的な風貌というか、イスに座り足を組んでバンジョーでも鳴らしてそうな、ツウっぽいバーニー・レイドンのギター演奏や曲が、なかなかロックしていていいのだ。
それと、細身でウェスタンっぽくない、繊細そうなベーシスト、ランディー・マイズナーの高めの声と、彼の作る多彩な曲も魅力的で、主役の陰で細々と去っていった、この二人のプレイヤーの良さも再確認できる作品です。
↓ランディー・マイズナーのロックないい曲、Tryin。
と、そんなことより、このファーストを聴くと、イーグルスがその後、ものすごくビッグになり、売れまくったことが早くもよくわかる内容だ。
カントリーロックバンドに限らず、当時の70年代初頭のアメリカのバンドを聴くと、あまりパッと理解できない、どうにもまどろっこしい曲というのが必ずある。
しかしイーグルスはそういう、通が好むわかる人にはたまらない的雰囲気とか、そういう壁があまりなく、コーラスで華麗にサビが盛り上がる、誰にでも理解しやすいいい曲のオンパレードで、POPミュージックとしてのクオリティーが非常に高い!
ポール・マッカートニーのアルバムに続けて聴いても、全然違和感がないくらい、彼らの作品はいい曲が連続している。
こういう、ヘンなクセのない、ストレートにいい曲を演奏するバンドって、ありそうで実はそんなにないと思う。
ところで、
関係ないですが、今日でYahooブログ終了ですね。
ここはYahooから移動してきたので、なんとなく切ない気分です。