これまで、僕が過去に結成したバンド時代の音源ばかりをいくつかアップしてきましたが、ここからしばらくは、当時組んでいたバンドの雰囲気にどうしても合わなかったとか、諸般の事情であまり世間に公開するチャンスがなかった、僕のオリジナル曲の数々をみなさんに公開してゆきたいと思います。
まず、手始めに今回の曲ですが、
時は1986年。
僕が所属してたバンド、ビフォアには、リーダー兼Voの、高校生とは思えない凄い実力と言われていた男、桜木君というのがいました。
彼はオーディション経験も豊富で、作曲暦も僕よりはるかに長くて、バンドは自然とこいつが一人で曲を書いている状況。
彼はアルフィーや安全地帯、オフコースが好きで、勿論曲もそんな雰囲気でした。
僕はギタリストや歌うというよりは、元々作曲志向がはるかに強く、人の曲でただギターを弾いてるだけの、この状況は当然面白くない。
よって、バンドに自作曲を持ち込むチャンスを、虎視眈々とうかがっていまして、無理やり彼のカラーに合わせた曲を何曲か作ってみました。
そして、いよいよ自信作が出来たので、メンバーに聴かせてみました。
メンバーの反応は、
「リーダーのより全然良いじゃん!」
とかなり褒めてくれ、演奏にも前向きでしたが、肝心のリーダーは、
とそく駄目出し!
そのままお蔵入りになった苦い想い出の曲です!
この頃僕は、ポップスが歌いたいというある女性と出会いました。
彼女と活動計画を練ってるとき、ふとこの曲のことを思い出し、彼女用に再録音してみました。
ちなみにこの音源はその時作ったもの。
しかし活動や歌入れは、結局諸事情から実現せず、僕のヘタクソな仮歌のまま、テープだけが残されました。
で今までずっと眠ってきた訳ですが、ここでようやくお披露目しようかと・・・。
前置き(いいわけ?)が長くなりましたが、まあ笑って下さい。
詞:鶴間純/曲:jag
80年代日本ポップ丸出しのベタな展開・・・、当時バンドメンバーに「な~んか徳永英明が歌いそうな歌だなぁ~」なんて言われたことを思い出します。
確かに、まあ自分のスタート時点はロックンロールじゃないことは確かなようですかね。