グラム・パーソンズ
ここのところ、僕をアメリカンロックに導いた、クロスビー・スティールス・ナッシュ&ヤングとともに存在の大きなバンド、ザ・バーズについて熱く語ってきましたが、その中期バーズに一時参加し、バンドのカラーをカントリー路線にした若き功労者、グラム・パーソンズ。
今回は彼についても、熱狂的な心棒者ではないですが、音楽はそれなりに好きなので語ってみようかと思う。
グラム・パーソンズは若くして亡くなったため、キース・リチャーズとのつながりも含めて、今では、古いロックファンにカリスマ視されているようです。
しかし、神がかりな音楽をやってるわけではなく、なんとも素朴なカントリーが持ち味!!
なので、カントリーが生理的に合わないという人には、辛いかもしれない。
ちなみに、グラムはバーズをアルバム1枚限りですぐに抜け、後を追った?クリス・ヒルマンとともに、「フライング・ブリトゥ・ブラザース」なる、本格的カントリー・ロックバンドを結成します。
このバンドも、バーズ後期が好きな方は必聴ですが、ここでグラムは、かのローリング・ストーンズの名曲、「ワイルド・ホーセズ」をカヴァー演奏しています。
本当かは知らないですが、この曲は元々、キースが彼のために書いたような話をよく聞く。
でも、僕はストーンズのバージョンの方が、この曲に関しては文句無く良いと思います。
→ブリトゥーズの「ワイルド・ホーセズ」 https://www.youtube.com/watch?v=MchWI3sLUQo
ちなみに、グラムは、このフライング・ブリトゥー・ブラザーズも、アルバム2枚ですぐ脱退。
ソロ活動に転向しますが、路線はどカントリーで同じです。
しかし彼のソロで、わたしがなににおいても一押ししたい、珠玉の名曲が一つある!
それは「She」という曲です。
他の陽気なカントリーとはまるで違った、せつないバラードで、ある意味浮いていますが、これが非常に心に沁みます。
なんでこんな良い曲が書けるんだろうか・・・・。