ここ最近は、90年代UKPOPの好きだった曲を語っていますが、今回も90年代初期、少しだけ人気があった、いわゆるブリットポップのグループを紹介します。
そのバンドとは、多分今では当時のファン以外、あまり知られてないかもしれませんが、
エコーベリー!
Echobelly - I Can't Imagine The World Without Me
この曲は、1994年に発売され、全英8位まで上がった、彼女らのファーストアルバム、エブリワンズ・ガット・ワンに入っています。
画像を見てお分かりの通り、インド系女性ヴォーカルがメインで、モヒカンの黒人女性ギタリストがいたりと、なかなかビジュアル的にも、当時のブリティッシュPOPROCKとしては珍しい部類のバンドではないかと…。
わたしは最初、彼らのビジュアルを知らず、声の可愛らしさから、勝手にキッチュでかわいらしい白人と思っていて、実際PVを見た時はギャップが凄かったです。
このボーカル、ソニアなんですが、この曲はそうでもないけれど、静かな曲は、彼女が公言していたとおり、ザ、スミスのモリッシーからの強い影響を感じる歌唱スタイルで、ヨーデル風の裏声といい、まさに女モリッシーと言える。
でも、クリアーで哀愁のある暗いザ・スミスとは違い、ノイジーでオルタナっぽい雰囲気のサウンドが多く、そこがいかにも90年代で、スミスファンなら気に入るかと言えば微妙です。
とまあ、POPかつPUNKちっくで、今でもなかなか良かったよなと印象に残っているバンドだ。
それほど世界的には大ブレイクはしなかったし、わたしもアルバム3枚目くらいで関心を失くしたので、今どうしているのか知りませんけれど、90年代UKに興味がある人(今更いるのか?)は、ぜひ押さえてほしい。
サードアルバムより、Echobelly - The World Is Flat