僕はアメリカンロックの良さに、25歳を過ぎたあたりで突然目覚めてしまいました!!
という話は何度かしていますが、今回もその切っ掛けになった一つ、良質なアメリカンロックを聴かせるバンドについて、お話ししたいと思います。
今回語るのバンドは、結構有名ですよね?
レイナードといえばサザンロック!というのが決り文句。
サザンロックとか言うと、こうした音楽にそんなに深くない人が聞けば、ブルースだとかソウルだとか、なんだか小難しい印象があるかもしれません。
しかしレイナード・スキナードは、アメリカ的泥臭さはもちろんありますし、ソウルフルでファンキーかつ、ブルージーな影響は当然あります!
でもしかし! 長いジャムセッションや、楽器至上的な小難しさはほとんどなく、映像でもわかると思いますが、聴いてみたらとても歌中心でポップな曲が多いということに驚くでしょう。
それこそ、サザンオールスターズが大好きとか言う人でも、抵抗なく聴けるのではないかと思います。
↑彼らの作品で有名なものの一つ、「スィート・ホーム・アラバマ」。
この曲は、あのニール・ヤングが、南部の政治的姿勢を強く批判した、サザンマンやアラバマという曲に対する、アメリカ南部人の彼らのアンサーソングと言われています。
実際歌詞中にも、ニールヤングめ覚えていやがれ!的なフレーズが出てきます。
でも憎んでいるわけではなく、実際はお互いリスペクトしあう、ファン同士と聴いた事があります。
そんなサザンマンな彼ら、実はアメリカ南部と言ってもすぐパッと思い浮かぶ、ジョージアとかミシシッピ、アラバマ出身のメンバーは、ほとんどいなくて、中心メンバーは南部には違いないでしょうが、少しイメージが違うフロリダ出身です。
ギタリストの一人、エド・キングなんかに至っては、カリフォルニア出身で、60年代ビート・サイケバンド、「ストロベリー・アラーム・クロック」のメンバーだった人です。
当時の映像には、笑顔で半アイドルする、小太りの彼が見えたりします。
Strawberry Alarm Clock→ https://www.youtube.com/watch?v=qhYLz63csS0
とまあ、彼らの中で、特にわたしが一番好きな、おすすめしたい作品が、ファースト「Lynyrd Skynrd」です。
というのも、この作品には、メロディーが美しい泣けるバラードが沢山入っていて、それだけでポイントが高いアルバムと言えます!!
センチな気分に浸りたいときは、「チューズデー・ゴーン」「シンプルマン」「フリーバード」を聴いてみてください。
下手なポップバンドのバラードより、遥かにドラマチックで美しい名曲だと思います。
感動の名バラード、シンプルマン。
ちなみにレイナード、残念ながらヴォーカルを初め数人が、77年に飛行機事故で亡くなっています。
以後ボーカルを変えて活動しているみたいですが、最近のライブを聴いたけれど、う~ん、いいんだけれど、何かが違う・・・って思いました。
やはり僕は、故ロニーヴァンザントの、しわがれ声が好きだなぁ。