ビートルズやストーンズから、キンクス、そしてザ・フー、スモールフェイセズと、ブリティッシュビートバンドの大物たちについて、次々と語ってきましたが、今回はかの、
行きたいと思います。
このバンドですが、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミーペイジの3人が次々ギターを弾いたことは有名ですよね。
それがゆえに、今でも伝説のスーパーバンドとして語られていると思います。
このバンドは、ブルース趣味の、最初はアメリカ黒人のどブルースカバーで始まるものの、売り上げ戦略から、商業作家の書いた「フォー・ユアー・ラブ」というポップなシングルを出すことになり、それに反発してクラプトンが抜けたのは有名です。
(ちなみにクラプトン時代唯一のライブアルバムは、ラジカセで録音したような音質・・・。)
そのフォーユアーラブと言う曲は、それほど売れ線なのか?と思えるほど、僕には大していい曲とも感じられません。
そして、クラプトンが抜けた後続に誘われたのが、後にレッド・ツェッペリンを組む、ジミー・ペイジで、彼がスタジオで忙しく、友達だったジェフベックを紹介したのも有名です。
ちなみに個人的に、POPな歌モノから、ブルース色の強い作品まで幅広く聞かせる、このジェフ・ベックがいた時期のヤードバーズが、僕は最も充実していると思う。
https://www.youtube.com/watch?v=w9fZ7oydsl4
POPなナンバーが多いのだが、初期ハードロックにつながる匂いも感じるジェフ・ベック期ヤードバーズ。
ギターヒーローが脚光を浴びるきっかけになるバンドだけに、ワイルドでかっこいいパフォーマンスだ。
ベック期のシングル集、「ジェフベック・イヤーズ」と、フルアルバム「ロジャー・ザ・エンジニア」は必聴のアルバムだ。
ジェフ・ベックの凄腕ギターテクも、もうすでにここで聴ける。
で、このあとそのベックが抜け、かのジミー・ペイジがギターになりますが、かなりサイケポップ色が強まります。
ちなみに、余談ですが、僕の友人は、その後ペイジがやる有名なレッド・ツェッペリンを期待して、ペイジ期ヤードバーズを聴いてみたら、「グループサウンズみたいでガッカリした・・・」と言っていました。
この僕の友人の発言に限らず、ペイジ時代のヤードバーズは一般的にも評価は散々みたいです。
そかし僕は、そんなペイジ期ヤードバーズが大好きだ!!
彼参加の唯一のアルバム「リトル・ゲームス」は、昔は苦労して輸入盤を入手したもんですが、今は簡単にCDで入手できます。
ここでジミー・ペイジは、ツェッペリンで後にやるような、バイオリンボウ奏法や、中近東風変則アコギインストなどを一足早くお披露目してたりするんですが、上の友人が言ってる如く、Zepとの楽曲的共通点はあまりない。
あくまでもサイケ風ビートポップワールドで、ハードロックよりはグループサウンズに近い音で、ハードロックが苦手な人でも、面白いかどうかは別として、難なく聴けるだろう。(と思う。)
ペイジ期のヤードバーズ。