僕の大好きな60、70年代洋楽ロックについてについて、アツく語ろうコーナー!
 
自分は25歳を過ぎてから、それまで主にブリティッシュロック、特にニューウェーブやパンク好きだったのから一転、アメリカンロックの良さに目覚めてしまいました。
やっぱりアメリカンロックはいいもんだぜ!
 
ということで、前回はそのきっかけになったバンド、クロスビー・スティールズ、ナッシュ&ヤングの1970年の名盤、「デ・ジャヴ」について語りましたが、今回はそのバンドの構成員の一人、

ニール・ヤングについてあれこれ言ってみたいと思う!

 

ニール・ヤングは僕が多分今、良く聴く好きなミュージシャンを選ぶとすると、必ずトップ5に入るであろう好きなミュージシャンだ。

その好きさは、歳をとればとるほど、いい感じに染み入るように思う。

 

ニールヤングの音楽の魅力は、やや極端な静と動にあるんじゃないか。

繊細に静かな個人的な歌をささやいたと思えば、ギターをギュンギュンに歪ませ、激しく叩きつけるようなプレイをしたり。

 

なんだか90年代の一時、パール・ジャムとか、ニルヴァーナとか、グランジのバンドが、影響を受けたと彼の名前をよく挙げたことで、どうもそういう激しい一面ばかりが強調された嫌いがあります。

そういえばうちのアルバイトの、ロック大好き、オルタナ好きギター少年が、

「自分の好きなミュージシャンがニールヤングから影響を受けたと言っていたので、聴いてみたら、イメージと全然違った・・・、もっと時代を先取りしたギンギンのオルタナロックかと思った・・・」

なんて、やや期待外れみたいな感じで言っていました。

 

確かに、若いパンク、オルタナ少年が聞いたら、土臭くて、おとなしすぎて物足りないと感じるところがあるかもしれない。

けれど、カントリー、フォークをルーツに持つ静かな弾き語り的な曲も、ニールヤングの大きな魅力の一つなのだ。

 

 

 

 
ニール・ヤングの多分一番売れた1972年の代表作、「ハーヴェスト」は、そんな弾き語りフォーク的なニールヤングの代表作。
カントリーフォークなニールヤングが気に入ったら、1978年の「カムズ・ア・タイム」なんかもそうした路線の作品だ。
 
ロック的なニールヤングとしては、クレイジー・ホースというバンドと組んで出した、「ニールヤング・ウィズ・クレイジーホース」や「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」あたりが、個人的には「ハーヴェスト」以上の名盤ではないかと感じます。
そして、ハーヴェスト後に出した、「トゥナイト・ザ・ナイト/今宵この夜」や「ズマ」あたりも、個人的には大好きないい作品だと思う。

 

 

 
とにかく1960年代後半から、1970年代全般にニールヤングが出した作品は、すべて必聴だと言うことです。