このたびは、長いヨタ話しにお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

長い間これをここでやりたかったので、実現できて、大袈裟ですが感無量です。

 

第一章を最後まで読んでくださった方には、本当に感謝です!
ここで、少し閑話休題として、これまでの話の、公ではあんまりいえない事や、後日談を書きたいと思います。

 

 

まずビフォアーの、わたしの人生を一時でも変えた、桜木に関してからです。
彼は劇団に入り、舞台俳優を目指しましたが、卒業後は一時音信不通になりました。
一度、80年代の終わり…、たしか89年ごろ、ふとうちに、彼から電話がかかってきましたが、たまたまわたくし実家にいて、運よく話すことが出来ました。
舞台俳優はその時には、すでに辞めてしまったと話していました。
その劇団が、どうも政治がらみになってしまった、とか言っていたと思います。
そして、そこで話したきり、再び音信不通となりました…

 

 

今度はわたくしと、そして実家も引越してしまいましたので、彼自身は連絡をくれたのかもしれませんが、当然つながらないはずです。
が…

 

 

このブログをはじめたばかりの頃、今から4年くらい前の話ですが、物語に出てくるアキオ、彼は登場人物の中で、唯一現在も付き合いのある男なのですが、彼がうちに遊びにきました。
そこで、この時代の想い出話しに花が咲き、桜木どうしてるかな?となったのですが、二人でふとひらめいて、彼のフルネームを、もちろん本名で、Yahoo検索かけてみたんです。
そうしたら、
 
なんと、どうみても写真があいつな、桜木のホームページが出てきたのです。
とある県というか地方で、CM音楽を請け負ったり、スタジオ経営したりしてるというHPの内容でした。

 

 

桜木は東京、葛飾の男です。
その地方と、絶対関連あるはずありませんし、経歴の記述があまりにおかしいというか、不自然です。
現役時代、わたしはよく、彼を新興宗教の教祖向きとか、ああだこうだ陰口を言ってきましたが、その大袈裟かつ破格の話術で、どこかからコネを引っ張ってきて、成功したのかもしれません。

 

わたしとアキオは思い切って、そのHPにあった連絡先にメールをしました。
そしたらすぐ、返事がきました。
jag様
メール大変にありがとうございます。
都立××高校卒業の桜木亮二です(笑)
おひさしぶりです!!お元気ですか?
高校卒業後、旅の末に現在は●●県に住み音楽制作をして生活しています。
卒業して、もう19年が過ぎたのですね…
私はすっかり(更に?)おじさんっぽくなっています。
…もともと〝オヤジ系〟でしたので、だんだん年齢に相応しくなって来たかもしれません(笑)。

私自身が歌を忘れていました(爆)
そうですよね~いろんな曲を4chのカセットMTRで録音していましたね。
ビートルズLIVE録音の音源から、歓声をぱくって偽LIVE版のような
デモテープを作った記憶もあります(笑)。
自分で言うのも何ですが、我々は凄い事をしてたんだなぁ♪と感じます(笑)。
jagくんのエレキ!!当時高校生の演奏とは思えないほど〝泣き〟の効いたフレーズでしたね♪
はぁ~あ。こうして思い出してみると
本当に充分楽しい高校生活を送っていた事に気が付きます♪
××高校に行って生活が出来た事!これって本当に良かったです。勉強した記憶は全くなく(汗)
ただただ恋と音楽でしたが(苦笑)。

jagくんは子守ですか~^^私は結婚もまだで、なんだかこのまま人生が終りそうです(笑)
××高の友達とも連絡を取っていませんがみんな結婚したのかなぁ…。
先日、高校時代の写真を見たのですが、16年の歳月の恐ろしさを痛感しました(笑)。
若い時に老顔だと、歳を取ってから若い!というのは嘘ですね。
あはははは(笑)

 

 

このメールを切っ掛けに、その後一年くらいメール交換し、やがて数十年ぶりに会おうかという話までになりましたが、その後突然、桜木のHPが消滅してしまい、連絡手段がなくなりました。
アキオと、倒産でもしたんじゃないかと話しています…

 

 

そんなアキオは現在、YAM●HA関係で働いています。
ここもチェックして、にやついていることでしょう。

 

他にビフォアーに関連するこぼれ話しとしては、作中で多くのライブをこなしたと書きましたが、そこで知り合った仲間に、後に遠藤ミ○ロウに見出されて「ス○ーリン」に入った男や、某人気バンドSのドラマー、Mなどがいます。

 

そして、特別賞に選ばれたコンテストの話しも書きましたが、そこで、「後にプロになる男と出番前に話した」、と言いましたが、彼の名前とデビューしたバンド名が、今思い出せません…。
後に「ギターブック」という雑誌でその男を見たのですが、どうしてもわからない。
しかし、この時実はもう一人、会話した人がいるのです。(要は三人で会話したんです。)
その彼はしっかり覚えているんですね。
 
イカすバンド天国、イカ天という番組覚えていますか?
この物語の後に始まり、わたしも間接的に巻き込まれますが、その人、その番組で、あっという間に審査員に消されたんです。
私は実際にそのシーンを見てないのですが、関係してた他のバンドのメンバーからその話を聞きました。

 

 

以上、ビフォアー関連のこぼれ話は終わりです。

 

 

で、次は高校後のことです…、ティアーズや、ファミレスのバイト関連の後日談などです。

とはいっても、こちらはほとんど音信不通。
バンドメンバーだった、鶴間やマリ、大崎はどうしてるのか、全くわかりません。
バイトのサヤカ、知夏も音信不通で、今は住所さえわかりません。
(サヤカの杉並の実家はおおよそ覚えていますが、まさかいないでしょう。)

 

 

そういえば知夏は、長崎の炭鉱の島出身でした。
長崎の炭鉱の島といえば、軍艦島が有名ですよね。

 

軍艦島ではありませんが、似た島が向こうにはいくつかあるそうです。
彼女から島のいろいろな話しを聞きましたが、そんなところがあるんだという感想でした。
実際行ったことはありませんが、インターネット時代になって、便利なもんで、行かなくともそこの状況がわかるようになりました。

 

素晴らしいHPです。知夏の出身地の島↓

 

 

 

今はさすがにここにはいないと思われますが、九州のどこかに嫁いでいるのでしょうね。
近くにいたりしてね(笑)

 

 

涼は、物語中でもありますが、学校に通いなおし、教員免許をとったらしいという話です。
ためしに、これまた彼の本名と、教師を検索サイトに入力すると、東京都のある学校の教員として、彼の名前が確かにヒットしました。
年齢と地域からみて、本人に間違いないと思います。

 

 

オマケに、彼が事故った、大好きなバイクのツーリングサイトでも、同名がヒットします。
これも地域と年齢と、滅多にない名前から彼だと思いますが、残念なことに、写真が一切ないんですよね。
でも、当時は一番真っ当ではない感じの男でしたが、今一番真っ当な職にあるのがおかしいです。
大きなお世話ですが、あいつに子供を教育できるのか??
アキオと会うたび、桜木の話とともにこれを語ります。

 

それにしても、これだけ歳をとると、なつかしくて一度は会ってみたいと正直思いますね。
わたしはごらんのように、不器用で頑固なところがあり、こんな感じですが、もう遅いとはいえ、やはり知り合いは大切にすべきだと思いましたね。
同じ歴史を共有する人間と、昔日を語るのは、嫌な現実を忘れて、気持を前向きにするものです。
わたしはアキオがいるだけ、まだ幸せだと思いますが…

 

 

みなさんは、昔を語れる友がいますか?

 

 

うんざりでしょうが、第二幕もよろしくお願いいます。