パンクには遅く、オルタナ、グランジには早く・・・。
僕がリアルタイムで洋楽を体験した年代!
今回は、異色の全米No1エレPOPバンド、
Nena/ネーナ
というバンドについて語りたいと思います。
ちなみに、何が異色なのかというと、先に結論を言ってしまいますが、
ドイツ人のバンドがドイツ語で歌い、奇跡の全米No1ヒット!
1984年に、「99Luftballons」という曲が世界中で大ヒットしました。
そんなネーナですが、メンバーは、ボーカルのネーナ・ケルナー。
キーボードの、ヴゥエ・ファーレンクローグ・ペーターセン(いかにもドイツ…、発音不能。)
ギター、カルロ・カルゲス。(ジミヘン好きとか語ってたような…)
ベース、ユルゲン・デーメル(まったくもって印象が無い…)
ドラム、ロルフ・ブレンデル。(ネーナの恋人だと知ってショック!!)
繰り返しますが、彼らドイツ出身で(当時は西ドイツ!)、兵役のなかった西ベルリンで1982年に結成したそうです。
こうした異色な経歴、音楽もそうですが、しかしそれより当時は、ボーカルのネーナの可愛さ、キュートさが、当時周囲の男達の間で話題でした。
わたしも、黒髪で小柄なネーナに一目ぼれ!
ミーハーなことに、彼らの初来日公演を、一人で見に行きました!!!
ライブ会場は、ネーナ惚れ男ばかりかと思っていましたが、女性ファンが多かった事が意外でした。
で、実物のネーナは、黒髪ではなく、栗色な感じで、体もイメージ程小柄ではなく、案外普通の、そんな綺麗とも思わない、ごく一般的なヨーロッパ女性だなって印象でした。
(当時日本で人気があった、フランス人女優、ソフィ・マルソーに似てるなって思いました…)
とまあ、彼らの、基本むちゃ歌モノポップだけれど、ドイツらしいドライなテクノ、エレポップ感のあるサウンドは、ライブでも本当に魅力的でしたよ。
そういえば当時はシンセサイザーが急成長し、どのバンドもシンセを大袈裟に使ってましたね。
とは言え、残念なことに、ライブの感想はわたしはいまいちでしたね。
というのも、ネーナが一人の女性客をステージに上げて、彼女と友達みたいに盛り上がっちゃったんですよ。
それに、嫉妬ではないんですが、なんだかそこだけ盛り上がってる雰囲気を感じてしまって、興ざめしてしまったんですよね。
ライブで、特定の誰かだけを優遇するのは、あんまり良くないなって思いました。
とまあ、世界的にも、それ以後人気は停滞してしまい、わたしのネーナ熱も、ライヴ以降一気に醒めてしまいました。
わたしの中で、ネーナのネの字もなくなった、1987年に解散したそうな…。
でも最近また、地元ドイツでは、ボーカル・ネーナ、人気が復活なのだとか?
ネーナ、今聞くと、逆に新鮮で、色あせてないサウンドに思えます。
ヒット曲99~は英語バージョンもあって、イギリスだけは英語盤がヒットした記憶がありますが、やはりなんでもオリジナルが自然で、ドイツ語バージョンの方が明らかにいいですね。
でもドイツ語ってメロディーが流れなくて、詰まって聞こえます。
ファースト・アルバムに入っていて、わたしが一番好きだった「Kino」
ヒット曲、99~より全然いいと思います↓
しかし、当時のネーナ、こうして映像で見ると、なんだか野暮ったいなぁ…