なんだかうんざりな酷暑が早くも始まったかと思えば、また連日の雨!

 

ということで、久々の休日ですが、記事は書いていなかったけれど、まあ相変わらず時代遅れな、未だに平成的なCDというメディアを愛し、休みのたびにチョイスしては聴いて癒されています。

 

そんな本日、おやすみ前のこの1枚にチョイスしたのは、なんだか妙に「セイヴ・ア・プレイヤー」が頭を巡るため、こちらをチョイス!

 

わたしのビートルズやサイモン&ガーファンクル、70S・ディスコ、ビリー・ジョエルなんかと並ぶ、洋楽ロックの原点なグループ、

デュランデュランの1982年のセカンドアルバム、リオ!

 

 

オープニングを飾るタイトル曲、リオ。

当時はそんなの分からずに、単にカッコイイ!!と聴いていましたが、今聴くとベースが非常にファンキーで凝っていて、思わずフレーズコピーしたくなる演奏です。


と言うか、この曲に限らず、ニューウェーヴらしからぬファンキーなライン続出、時にチョッパーも繰り出すなど、ジョン・テイラーって、意外と凄ワザの持ち主なんですね。

 

ちなみに、このリオと言うアルバム、わたしはリアルタイムで経験しており、今よくデュランデュランはニューロマンティックなるジャンルで必ず言われる感じですが、リアルタイム当時はメディアでも雑誌でも、ニューロマンティックなんて言葉もジャンルも聞いたことがなかったと思います。

 

私自身この前身のYahooブログ時代、デュランデュランのことを軽く書いたら、コメントで「ニューロマンティックですね!」なんて言われて初めて、そんな呼び方を今はされているのか・・・と知ったくらい。

 

 

確か全米進出、第2次ブリティッシュインヴェイジョンの華としての第一歩だったと思う、ハングリー・ライク・ザ・ウルフ。

このPVを当時の人気深夜番組、ベストヒットUSAで見て「かっちょええ~!!」と、ビートルズや60年代に続いて、初めてリアルタイムの洋楽にノックアウトされたという・・・。

 

当時のわたしがいた東京では、こうした洋楽は、多くは無いけれどそれほど特殊な人だけが聴いているという感じでもなく、学校のクラスに5、6人くらいレコードを買っている洋楽好きはいて、割とポピュラーでした。

 

中でもこのデュランデュランは、ルックスの良さからアイドル的人気は抜群で、特に女子が「サイモン~♡」「ジョ~ン♡」みたいな感じ。

なので、ゴリゴリの洋楽ファンからはちょっと本格的ではない・・・そんなアイドルみたいなのを真剣に聴いているのか??という感じで言われることがありました。

 

わたしは「レインボー」「リッチー」マニアの同級生に、「ビートルズなんかを聴いている軟弱なヤツ」、「デュランデュランとかプリンスを好きとか言ってる気持ち悪い趣味のヤツ」なんて言われたことがありましたよ。

今でこそ「ビートルズ」「・・・おお、わかってるねぇ~!」みたいな感じですが、当時は「ビートルズ、あんなつまんね古臭いPOPSなんか聴いてるのお前?」みたいな反応されるのは珍しくなかったです。

 

 

最近わたしの頭の中をリピートする、セイヴ・ア・プレイヤー

非常に不思議に東洋的・・・古代日本的な雰囲気があるアレンジの曲です。

 

わたしは、ビートルズを聴いてオリジナル曲と言うものを作ってみたい!!という衝動にかられましたが、次にこのデュランデュランに触発され、初めて「バンドっていいなぁ~!」って思いましたね。

 

なかでも当時はこれらの曲のバックに、キラキラ~♪ピコパコ♪と派手に鳴っている、ニック・ローズのシンセサイザーに憧れました。

当時はメンバー中一番?目立たないメンバーだったせいもあるのか、ギターには一切見向きもせず、それ以前にYMO好きだったこともありシンセ一択でした。

 

でもご存じ、当時のシンセサイザーは「お父さんお母さん、クリスマスにシンセが欲しいな!」「よし、じゃあ楽器屋行くか!!」なんてものではなく、「バカ!!子供のたかがプレゼントにそんなお金出せるか!!」というレベルのものでした。

 

で、「フォークギターなら買ってやる!」となり、好きでも関心もないフォークギターを、「まあオリジナル曲を作りたいというもう一つの望みはこれでもやれるかな・・・」と渋々それで妥協して、日本版ニック・ローズになるんだ!というわたしのシンセプレイヤーの夢は儚く潰えたという・・・。

 

とまあ、「なんで俺は向いてないギターなんかを選んだんだろう?」と後悔するくらい、デュランデュランはわたしにとって、未だに大きな存在のバンドですし、ジョン・テイラーやニック・ローズは永遠の憧れのプレイヤーです。

 

事実、デュランデュランは、その時だけのアイドル的なものでは終わらず、しっかりロックの歴史に残っているわけですし、あまりロックとしてみなさんが話題にしない、1980年代前半の「売れた名盤」として、この作品をお勧めしてもいいかなと思います。

 

上ではシングルカットされた代表的な3曲を挙げましたが、捨て曲なしの名盤です。

 


Lonely In Your Nightmare

ちょいとギターがスミス、キュアー的な、こんな曲も入っています。