昨日は孫たち3人を、3人の大人が手分けして面倒をみる。 夫は4か月になったばかりの乳児を娘宅で、娘は3歳の長男、私は6歳の長女。孫娘はアトピーがあるので、定期的に皮膚科に連れて行かなければならない。

保育園のお迎えの時間に娘と待ち合わせし、孫息子は娘が自宅へ連れていき、孫娘は私が皮膚科に連れて行き、診察が終わったら、娘が迎えに来ることになっていた。

保育園からまだ10分も歩いていないのに、孫が、脚を引きずっている。骨折したほうの左脚である。
「疲れた?」
「大丈夫。ちょっと痛いだけだから」
それは大変だ。彼女はかがんで靴を脱いだ。左足の外側のくるぶしの下が赤い。靴ずれだ。素足に靴を履いていたからだ。子供用の靴下を売っている店は、この近辺にない。少し我慢してもらうしかない。

調剤薬局で薬をもらっている間に、私の履いている靴下の片方を履かせた。彼女の靴づれは皮が剥けていた。不平不満、わがままを言わず、ちょっと汗ばんだ、彼女には大きすぎる靴下を履いたのは、相当痛かったからに違いない。

すべて終了。娘に電話をすると、乳児担当だった夫が、娘が帰ってくるなり、急いですぐに消えてしまった由。孫の面倒が大変だったのか。 もっとも夜用事があるといっていたが。そんなわけで迎えに来れない由。仕方がない。歩いて孫娘を届けるしかない。

日の落ちるのが早い。いつしか街中はネオンの洪水である。住宅街は薄暗く、うら寂しい。
「おばあちゃん家で夕飯食べてから帰る?」一時も早く帰りたいという。

通りがかりのスーパーで何か買ってあげようかと思ったが、これもいらない。早く帰りたいのだ。
手をつないで、歩きはゆっくり。

「おばあちゃん、いつもこの道を通ってくるの?」
「そうよ。毎朝、ここを通って00ちゃん(孫の名)家にいくのよ」
と、突然、「おばあちゃん、いつもありがとう」感謝の言葉があふれ出た。3人姉妹の父親の役目をいつも自覚していたNHKのとと姉ちゃんを思った。孫も3人姉弟の年長の自覚があってそう言っているのか。6歳児にそんな気を使わせたくはないが、「いつもありがとう」の言葉は心に響いた。

この距離は、脚の痛い彼女には長い、つらい道のりだったのか。
「おばあちゃんも楽しんで00ちゃん家に行ってるんだよ」

≪毎日大変だよ。もう少し若かったら孫の面倒もそう負担じゃないのに≫と友人の前で不満たらたらの私、今後はちょっと自重しよう。