4年半ぶりに登山靴を履いた。
きちんと油を補給してしまっておいたはずなのに、何となく、かさかさ、油切れ。磨きながら、心が高揚して来るのが分る。この靴で登った山々のこと、今も登っている山仲間の顔を思い浮かべる。いつか古巣に戻りたい。それには仲間たちと大きく開いてしまった心肺機能、脚力。 それを埋める努力をしなければならない。
第一歩として、1時間半の予定の箱根旧街道ウオークに参加。箱根の関所から江戸の向かう数キロの道である。殆どが石を敷き詰めた道で、最初の3分の一ほどだけ登りで、残りは下り道。石の道は歩きにくいが、幸い、前日の雨の影響は無く、滑らない。
江戸時代の多くの人がこの道を行き来していたことを、苔むした太い幹の杉は見てきたのだ。日の入らない薄暗い道、着物姿で歩く人々、追いはぎもいたろう、辛い道のりだったろう。一時心は江戸に飛ぶ。
1時間半は短い。登山靴にステッキはちょっと大げさだったか。私を含め参加者の多くが歩き足らないようで、もう少し歩きたいと訴えたが、団体行動を乱すわけには行かない。 登山靴再デビュウには、これで十分。 終着地の熱々の甘酒がおいしかったこと。
次回はいつになるか分らないが、歩行時間を30分ほど延ばしてみたい。