冬季オリンピックが終了。開会式直前にリュージュの選手が練習中に死亡する事故があり、命を顧みずスピードを追うのが是か非か、暗雲が漂う気配。でも多くの感動を与え無事終了した。

日本はメダルメダルと大騒ぎしたが、世界の壁の厚さを実感。期待された選手は、結構自己コントロールが出来ていたようで、精一杯力を出し切ったと、すがすがしい顔をしている若者が多かった。国家を背負っているというより、自分の力を発揮する場と捉えている。結構なことである。

何と言っても注目はスケートのフィギュア。何度見ても女子フィギュアは見飽きない。アジア系の顔が大活躍しているのも、アジア人の目に優しい。

昔はリンクにたった時点で、日本人は体型で負けていた。どうしても骨格上、長い手足の欧米系の選手が、優雅に舞うと、明らかに技術で日本人が優れていても、芸術点で追いつけないと、渋々、大きな点差に納得していた。

しかし、今は違う。メダリスト3人が並んだ姿を見ても、真央ちゃんは全く見劣りしないどころか、贔屓目といわれようとも、一番美しかった。

テレビに釘付けになった私の周りの人間は、皆、にわか評論家の愛国者になり、彼女を応援した。キムヨナのシックな流れるような完璧な動きに、大きなため息を付いた直後、真央ちゃんのアクセルの大成功、健康的なメリハリの利いた動きに、もしかしたらと淡い期待を抱いたが、ジャンプの失敗で、ここでも大きなため息。勝敗の行方が明白となり、肩の力が抜ける。

ここ何回か、ずっとブルーの衣裳の人が金メダルを取ったとか。今回もブルーのキムヨナが金、赤い勝負色の彼女は、銀。ジンクスは破れなかったのだ。涙で言葉が出ないほどの、真央ちゃんの銀メダルだけど、次のオリンピックへ向けて精進する、後押しするに違いない。

全員の演技を見ていて、順位よりもその点数に、首をかしげた。人間の見た目の評価という、基準のあいまいな芸術点でかたずけられてしまうのは、いささかすっきりしない。安藤美姫の点数が低すぎない?

2位と3位の点数差がたったの3点足らずなんて。3位のロシェットは地元、カナダ人、其の上、直前に母親が急死という悲劇にもめげず頑張ったので、同情の加点があったのだろう。そんな温情加点,可なの?

今回は韓国選手の活躍が目立った。応援席にも韓国の旗が多くひらめいていたような気がする。近年韓国は経済面でも、存在感を顕わにしている。経済と、スポーツとは相関関係があるようだ。それに比し、寂しいけど、日本はだんだん沈没していくような。どんどん老化していくような。

「長かったけど、あっという間」のオリンピックが終わって、さて、テレビに替わって何に目を移そうか。図書館は休みだし。