D700の復活に伴い、中古で入手した



 こちらのニコンのAIAF VR ズームニッコール 80-400mm


 実際に撮っていると、私の撮り方だと、望遠が300ミリだと微妙に足りないと感じることがあるので、400ミリまであるこちらは重宝しています


 しかし、こちらのレンズ



 カビた残念な状態ショボーン

 その分、安く手に入れられましたが


 これでも



 これくらいには写るし、写りへの影響はあまり感じられませんでした

 でも、見た目が・・ショボーン

 

 このカビ、よ〜く見ると、前玉を含む第一群の裏側と、次の群の最前面に集中しているようです

 これらを除去できたら、見た目にも随分スッキリするのでは?🤔

 しかも、除去できそう爆笑


 ということで、意を決して、分解清掃することにしました

 分解と言っても、完バラではないんで、そう難しくはないはず・・だと信じたい


 で、いきなりですが



 無事、第一群を外せました✌️

 レンズサッカーを持ってないんで、百均の吸盤で代用😅

 これでも十分、使えましたよ


 ただ、ここまでが大変でチーン


 最初、写っているカニ目レンチで回そうとしたものの、ビクともせず orz

 ネットでも、ニコンのこの手のレンズの第一群は、相当硬く固定されているって情報がチラホラ

 実際、むっちゃ硬いです😅


 どうも、ねじ止め剤でガッツリ固定されており、これを緩めなければ回らないらしいです

 そこで



 まず、百均の注射器型スポイトを使い、アセトン(百均除光液)を第一群外側リング周りに少量流して染み込ませることを、数分おきに2回やりました


 次に、リング付近をドライヤーで、リングに触れたらほんのり熱く感じるくらいまで熱しました


 その上で、気合い一発😤、割と渾身の力を込めて回したら、ようやく回りましたよ

 かなり力が必要で、レンズが壊れないかドキドキものでしたが、さすがニコン、やはりタフでしたね〜(そういう問題?)


 なお、この日以前に、「無水エタノールを流す→回らない→諦める」のルーティン😅を二晩繰り返しているので、その効果もあったかもしれません


 とにかく、第一群を外したところ、カビは、幸い第一群の裏にとどまり、内側にまでは広がっていませんでした


 そこで



 昔、デジカメの画素センサーの清掃用に買っていたこちらや



 レンズ洗浄にも使えるとされるこちら、さらにメガネ拭きペーパーなどを駆使してレンズを清掃しました


 すると



 第二群?前面のこちらも



 この通り、きれいに

 幸い、カビ跡も残っていないようです

 実は、もっと奥にも少々カビがあるようです

 でも、レンズの縁付近にとどまっているようですし、VR(手ぶれ補正機能)にも関わる部分になってきて触りたくないので、今回はスルーしました


 第一群も



 裏側がなかなかの状態😅でしたが



 きれいになりました

 こちらも、カビ跡は残っていないようです

 カニ目レンチをかける部分の傷が苦闘を物語っています😅


 後は、ホコリに注意しながら組み立てると



 あー、スッキリ照れ


 やはり、この手のレンズって、所有欲も満たして欲しいですから、こういった見た目も大事爆笑

(新品を買えば当然きれいですが😅)


 さて、早速、実写テストです



 カビ除去前



 カビ除去後


 正直、違いが分かんね〜 orz

 ちなみに、これらの画像を嫁に見せたら、嫁がいそいそとクイックルワイパーで掃除を始めました😅


 今のところ、目立つ改善は見られません

 でも良いんです、きれいなレンズに所有欲が満たされるんで😅

 持ち出す度に、カビを見てゲンナリチーンってならなくなっただけでも大成功です

 そういったレンズ、だんだん使わなくなるのが目に見えてますから

 それに、写りがイマイチと感じたとしても、「カビのせい?」って気にしなくて良いですし


 今回、第一群を外すのに苦労したのは



 この、内側と外側の2箇所のどちらにカニ目レンチを掛ければよいか、確信が持てなかったから、ということもあります

 だから、今ひとつ力をかけきれなくて

 ちなみに、正解は内側です

 正直、外側の方にレンチをかけて、力を入れて回そうとウンウンやったこともありました😅

 ほんと、壊さなくて良かったです


 ということで、ネットでもこのレンズの分解についての情報がほとんどなかった(特に、どこにカニ目レンチをかけるかについては皆無)ので、何かの参考になればと思い、詳しめに書いてみました


 もちろん、素人による分解を推奨するものではありません

 厳密なことを言えば、手荒な清掃でコーティングが無傷ではないでしょうし、分解→組立の過程で誤差が生じる可能性もあるでしょうし

 でも、修理しようにも受け付けてくれるところがなさそうであれば、後は自分でなんとかするしかない訳で

 ま、この手のポストで、よく「自己責任で」とか書いてありますが、そんなこと当たり前過ぎるくらい当たり前ですからね


 それにしても、達成感半端ねー爆笑

 カニ目レンチもあるし、こりゃ、ジャンクレンズ沼に片足突っ込んだかも😅

 でも、防湿庫が既に満杯・・囧rz


 とにかく、早く今回のレンズを実戦テストに投入してみたいですね