













日曜日、黄金町シネマジャック&ベティで『トイレット』『マザーウォーター』という、贅沢な2本立てを観た。

『トイレット』は前に109シネマズみなとみらいで観ていたのだが、また観たいと思える映画だったので(&1本分の料金で2本観られるというおトク感を逃したくない
)再び観た。2回目とはいえ、やはり細かい部分は覚えていなくて「あれ、こんなシーンあったっけ?」という箇所がちょこちょこあった。
1回目はストーリーを追うのに気を取られるせいだろうか?改めて見直して、つくづく映像の美しさに見惚れてしまった。

また、2回目は1回目よりも更に感動した。
何度観ても飽きず、むしろ回を追うごとに、さらに沁みじみと心に染み込んで行く映画なのだと思う。

キャラクターも愛おしさが増しているし。そして何度観ても可愛い猫のセンセー。

やっぱり猫、いいなあ

そしてピアノ曲好きにはたまらないのが、モーリーが弾くピアノの素晴らしさ。
以前観に行った時、ピアノ演奏の素晴らしさに感動し、サントラを買ってしまった。
クラシックには詳しくないが、ベートーヴェンのピアノソナタは好きなので、
やはり家で聴いても素晴らしい音色で気分が高揚してくる。
しかしこの映画を観て初めて思ったのだけど、
外国にはウォシュレットというのは、一般的に目にしないモノなのか?

いや、うちにだってそんな贅沢なトイレはないが、実家にはある。
ウォシュレットが出始めた頃は、便座が温かいのは歓迎だが、お尻を洗うとか、何もそこまで…と思ったが、好きな人は好きらしい。病み付きになるそうだ。
そんで外人は、主人公レイのように「これぞ日本の偉大なテクノロジー!」と感動するのだそうな。














そんで、

京都のゆったりした空気が流れる、日常の空間。
自分の生き様を求めてそこに流れ着き暮らし始めた人と、もとから暮らしていた人、新たな天地を求めて旅立とうとする人、そんな人と人との日常で交錯する日々の移ろいが、たゆたう川の流れのように淡々と静謐な視線でやわらかく、あたたかく描かれている。


STORY ▼
街の中を流れる大きな川、そしてそこにつながるいくつもの小さな川や湧き水。
そんな確かな水系を持つ、日本の古都、京都。
そんな京都の街に、風にそよぐように暮らし始めた、三人の女たち。
ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ(小林聡美)。
疎水沿いにコーヒー屋を開くタカコ(小泉今日子)。
(↑読めない
)そして、水の中から湧き出たような豆腐を作るハツミ(市川実日子)。
芯で水を感じる三人の女たちに反応するように、そこに住む人たちのなかにも新しい水が流れ始めます。
家具工房で働くヤマノハ(加瀬亮)、銭湯の主人オトメ(光石研)、オトメの銭湯を手伝うジン(永山絢斗)、そして“散歩する人”マコト(もたいまさこ)。
そんな彼らの真ん中にはいつも機嫌のいい子ども、ポプラがいます。
(公式サイトより)
このポプラがとっても可愛らしい!
この子を挟んで、日常で顔を合わせながら馴染みになってゆく大人たちの交流に大きく貢献する。
誰にでも懐いて“自分はこの街全員の子供だとおもっているんじゃないか”という父親の言葉通り、
どんな人に構われても嫌がることなくあどけない笑顔を向けるポプラは、未来への光そのものといった存在。
小さな子供の笑顔は、未来へ続く希望の光がまっすぐに伸びている、そんな可能性を夢見させてくれる
。
大人たちも素敵だ。


登場人物が皆それぞれ、女性だけじゃなく男性たちも透明感のある美しさを持っていて、個々人の澄んだ心が画面いっぱいに広がっている。
特に女性が美しい。
小林聡美や小泉今日子、市川実日子にもたいまさこ達が演じるキャラクター誰もが、自分自身を真摯に見つめ自分らしさというものを持っていて、みなキラキラ輝いている。
派手な煌めきではないけれど、太陽の雫を数滴、身に纏ったように、全員違う輝きをもって、そこに存在している。
それがとっても素敵だ。

仏典で説くところの「桜梅桃李(おうばいとうり*)」というものであろうか。
(*それぞれの花はみな違うけれど、どれも美しく咲き薫るという意。)
加瀬亮がやっぱりイイッ!


『アウトレイジ』の怪しさプンプン匂うヤバさ全開の石原と同一人物とはとても思えない!
この人は本当に良い空気感を醸し出していて、素晴らしい。
この映画に出て来る人みんなそうだけど。
あと、『トイレット』チームと同様、食べ物がまた美味しそう

セツコがつくるカツサンドやタカコがつくるグラタンとじっくり丁寧に入れる珈琲。
そして、ハツミがつくる新鮮な京都の水から生まれるお豆腐。
このお豆腐を、マコトの「ここ(お店)でいただいていいかしら?」という一言から、こういうのもアリかな、とベンチを置いて、お客にイートイン(軒先で外だからEAT OUTか?何か違うな)かテイクアウトか訊いてみるハツミの柔軟さが素敵だ。
普通ならお豆腐を買ったその場で、しかも食堂仕様でなくただ軒先にベンチが置いてあるだけなのに、イートインする人たちが続々出てくるのが可笑しい。
まるでファストフードのように、あの薄いプラスティックケースに入れられたお豆腐をそのまま食べるのだ(お醤油のサービス有り)。
そして、このベンチでのイートインから顔を合わせる人たちのが繋がって行くのがまた素敵だなと思った。
ハツミを演じた市川実日子によると
「私のおすすめの食べ方は、蒸したお豆腐を塩とわさびとオリーブオイルで食べる。ほんとに美味しいんです」 だそうだ。
うーん、私ゃワサビがダメだからなあ…。でもいっちょ試してみるか。
んで、日本人の心をくすぐる桜がまた素敵だ

私は桜をいつまでも見ていたくて、散るのが悲しい派なのだが、
この映画では「桜が散るところが綺麗で気持ちいい」という。
もちろん桜の花びらがほろほろ散っていくのは、愛らしいピンクの花びらが近くに降りて来てくれているようで、肩なんかに止まっちゃったりするとなんか嬉しいし
可憐な花びらが風になびいてサーッと散る様は、儚さと壮観さが挨った、美しさの骨頂だと思う

それにはいっそ潔さすら感じるではないか。と思えるようになった

アンソニーも行っている通り「枯れるから美しい」のかもしれない(この場合は薔薇だが)。
でもやっぱ満開が一番好きだなあ…

映画館を出たら、いつも以上に、自分の住んでいる街が愛おしくて、抱きしめたくなるような気持ちが溢れてきた。
自分の今いる場所、これから行くかも知れないところ、足下、来し方、未来…
それらを慈しむ心が満たされる作品です。

(※寝不足の状態で行ってはイケナイ。とっても気持ち良く眠れる事請け合いだが、寝てしまってはMOTTAINAI、極上の映画なのだから!)













