こんにちは、カリーニョです
ある日の夕方、在宅ワークで煮詰まって疲れ切ったゴルカさんが気分転換をしたい、外の空気が吸いたいと言うので車に乗って街の広場へ行きました。
ここは鳩が多いので、家を出る前にまめ子に「ピヨ(鳥全般をこう呼ぶ)にご飯あげたい?」と聞いたら、
「まめ子、ピヨにご飯ー!」というので、パンも持って行く事に。
まめ子はパンをちぎって鳩にあげていました。
まめ太郎も鳩に興味津々でした。
楽しそうでした。
ふと広場を見渡すと同じ様に鳩に餌をやってる子供などもいました。
が、そこに明らかにここでは見かけないタイプのアジア人がいました。
通称餃子バッグを持っているので、これは日本人だと確信。
日本人の方ですか?と声をかけてみたら、そうです、という事で少し立ち話をしました。
ちなみにこの方は女性。
どちらの方ですか?と聞いたら、
「それは住んでた所の事ですか?元いた場所ですか?」と厨二病拗らせ気味な一言から始まったので、ヤバいかも、と内心感じたのですが、この違和感は後々私の間違いではなかったのでした。
彼女の話によるとヨーロッパのとある国でワーホリをしてビザが切れた後、南米を3ヶ月ほど旅行し、再度ヨーロッパに来たとの事。
話し方とか態度がちょっと「ん?」と違和感を感じたのは、私が歳を取ったからなのか?と思ったのですが。
泊まっている場所を聞いたら、バックパッカーには人気の場所ですが、その辺りでは治安が良くないエリア。
う最近は警察のパトロールもあまりされなくなりましたが、殺傷事件とかもあったりした場所の近く。昼間は人の出が多いですが、夜は女の人が1人で絶対一歩も出てはいけないような場所ではあるとおせっかいおばさんぶりを発揮して伝えたら「えー?ヤバいんだ!やっぱりー?ハハハハハ」と笑われちゃいました…
そして、スリはいないんですか?って。スペインは確かにスリの多いイメージですが、私はうっかりバッグのファスナー開けっぱなしで歩いていてもまだ幸いな事にスリの被害にはあったことはなく。てか、スリよりも強◯の話してるんだからそっちをまず心配しようよ…
ついでにこの辺りは英語は一切通じませんからって言ったら、「そうなんだー。ハハハー。」と。笑う所?
彼女はモロッコに行くつもりだそうで、なんとなく調べたらモロッコのSIMカード高いし、それ以外は調べてないと言ってたんですが、モロッコの事調べてないの?なのに行くの?と思わず言ってしまいました。日本大使館あるし、安全の手引きはホームページに掲載されてますけど。
私はあれを読んでかなりビビり未だにモロッコへは行ってません。
ちなみに彼女は服装とかも旅慣れてる感じはしてなくて、単なる節約貧乏旅行だけど、少しおしゃれをしておきたい、みたいな感じだったので、広場で悪目立ちしてたのはありました。
なので、本当におせっかいおばさんだとは思いましたが、観光客だとすぐにわかる外見だし、モロッコへ行くならもう少しカジュアルな格好をしておくべき、あそこはアジア人が少ないからさらに悪目立ちするから、と言ってしまいました。
レストランがオープンして食べられるのは、20時半過ぎ。いくら日が長くなったとはいえ、少し暗くなってホステルに戻るのはやはり危ない。夕飯はスーパーで何か買ってホステルで食べた方が安心だから、と言いましたが、何かオススメのレストランとかありますか?と。
やっぱりこの人は人の話を聞けないヤバい人だ、と思い、これ以上話をしても無駄だな、と思っていたら、
「ママ!ママー!ママー!ママー!」と飽きて私を呼ぶ、我が娘まめ子。
そして手を引っ張るので、内心グッジョブ、まめ子!と思ったのは言うまでもなく。
こういう時の子供は良い言い訳になるなーと思ったのでした。
危機感を持たず、人の話は聞かずにスルーするからこそ治安の悪いホステルに泊まっても平気なんだなーとおばさん的には思ってしまったのでした。
じゃあ、良い旅をと言って、ありがとうございますと言われましたがなんかモヤーっとしたのはいうまでもなく。
ホステルが悪い訳でもなく、私も1人で旅行をした時はホステルにも泊まったりした事はもちろんあります。ただ親切にも治安が良くないと地元の人に教えてもらったら、真摯に受け止めるべきかと思うし、ハハハーなんて笑い飛ばすのは人を馬鹿にしてるのかと思ってしまいました。
私も人と話す時に失礼な態度を取らないようにしないとなーと改めて思いました。
まあ、結論、おせっかいな事はするなって事でしょうかね。