抗がん剤4発目の朝はウンチョス話からはじまる。

抗がん剤治療の日は毎回旦那が会社を休んでくれて、車で送迎から付き添いもしてくれるので、本当にありがたい。ありがたいけど、、、、

キウイフルーツでウンチョス君と逢瀬をかさねているが、抗がん剤治療が始まると頑固な便秘になるので、抗がん剤治療前に出すもの出しとけと夜寝る前に、下剤のピコスルファート液15滴を水で薄めて飲み、朝キウイフルーツとレモンジュースを飲んで、車に乗り込む。その時点でウンチョ君とはまだ会えてない。

自宅から癌センターまで渋滞を入れて1時間30分、もう少しで着くかなと言うときに、お腹が痛くなってきた。我慢をすると腹痛第1波は治って来たけど、旦那にお腹が痛くなってきたから病院についたらすぐにトイレに行きたいとお腹を抱えながら言う。

そして高速道路の二股に分かれたところで、ここをまっすぐに走ったらすぐに出口で、出口から2分で着くな、少なくとも3分でトイレに辿り着く。腹痛第2波がはじまりつつあるが、後3分と自分に言い聞かせて我慢していた。

そしたら旦那がなにを血迷っまよったが、逆の汐留方面から反対方面に進んだと同時にあーー間違った!さけぶ、。

ナビ使ってるのに!!!奴はカーナビ頼りで、何回も行っている癌センターの道を覚えてなかった。高速での道すら覚えないからナビ子がもうすぐ降り口ですと言わないとわからないらしい。私もペーパードライバーなのでその辺は旦那頼りにしているのも悪かった。だが、この私すら、出口近くの道はなんとなくわかる。

お腹いたいと、ウンチョス君でそうと、言ったじゃない!!!!!とブーたれたいが第2波のピークの痛みで声が出せない。わざわざ会社を休んでくれて一日私のために犠牲にしてもらっている恩義もあるし、普段から看病も余念がない旦那にキレても悪い。悪いけど、道くらい最初にチェックしろやーーーと 叫びたい。 あーーーー声に出して、ウンチョスでそうと言ったら本当に出てきそうだから何も言えない。沈黙の15分、ちょっと第二波が治りかけたときに、病院に到着、猛攻ダッシュでトイレに駆け込み、テリのよい長くて太いかっこいいウンチョス君とご対面、栓が抜けると下剤が効いていたか、お腹がまだ痛く、ゆるゆるとウンチョスになりきれていないスライム君が登場、トイレにこもり15分格闘して、早めに出たのに予約時間ぎりぎりになってしまった。
高速の出口を間違えなかったら、、、とぶちぶち文句言いたい気持ちはあっあけど、トイレに間に合ったから一緒に不平不満も水に流してやったった。

さて、血液検査の結果、問題がなかったので無事に4発目の抗がん剤治療を受ける事が出来た。腫瘍マーカーも下がっている、とは言っても数値はたっぷりの癌数値、あーやっぱり癌なんだな私。 抗がん剤は5時間のTC療法。

しびれは保冷剤持参して投与中冷やすと良いとのアドバイスいただき持って行き看護婦さんにいうと、そう言うかたもいて、病院でも保冷剤がある、冷やすタイミングがあるので、そのときになったら冷やし始めてねと、なんだ早く言ってよーと、知らないと損する事って沢山あるのねー。
しびれはなんとかなりそう。

いつもは副作用の筋肉痛は抗がん剤投与の2.3.日後に出るのに、今回は投与したその日から出る。帰りの車のなか、首から上は元気で、朝の出口を間違えた事をぶちぶち言っているのに、首から下が倦怠感と脚の痛みで、違う体を取り付けられたような違和感がある。帰宅すると、頭はお腹が空いてるのに、首から下は動きたないからご飯食べたくないと主張すると言う新展開。


汚ない話ではじめたので爽やかな話で締めたい。

癌センター近くの築地場外市場で見つけた はるか

見た目はレモン色で酸っぱそうだけど、厚い皮をむいて食べると驚くほど甘くて美味しい。


築地場外市場もいつもは外国人でごった返しなんだけど、今はウイルスのせいで閑散としていた。