X JAPANの北米ツアーがロサンゼルスで25日(日本時間26日)、開幕した。
約2300人を前に「紅」など13曲を披露。YOSHIKI(年齢非公表)は興奮のあまり観客席にダイブした。故HIDEさん(享年33)の映像は一切使用されなかった。
X JAPANが9月25日(日本時間26日)、米ロサンゼルスにあるウイルターンシアターで公演を行ない、7ヵ所7公演で約2万人を動員する北米ツアーをスタートさせた
ステージでは未発売の新曲「Born to be free」「Jade」のほか、YOSHIKIのドラムソロ、ピアノソロ、SUGIZOのバイオリンソロなど盛りだくさんの内容で全13曲を披露。「ENDLESS RAIN」「紅」では集まった米国内外のファンが合唱する姿に感動したリーダーのYOSHIKIが客席に飛び込み、米国ツアーが幕開けたよろこびをファンとともにかみしめた。
約18年前に掲げた米国進出。東京ドーム、日産スタジアムなど数万人規模のライブを行なうモンスターバンドだが、現地では新人に等しい。しかし8月にシカゴで出演した野外音楽フェスティバル<ロラパルーザ>の熱狂が、現地紙「シカゴサンタイムズ」「ロサンゼルスタイムズ」、報道番組「ABCニュース」など 40以上のメディアに取り上げられたことで知名度が上昇。会場には日本から駆けつけた熱狂的なファンも見受けられたが、会場のほとんどは現地オーディエンスで埋め尽くされ、完売した2300枚のチケットを購入できなかったファンが会場外を囲んだ。
ツアーは「1998年に死去したHIDEとともに回りたい」というメンバーの思いから、HIDEの遺族に映像の使用許可を取りライブで使用する予定だった。しかし、コンサート前日、HIDEの事務所から「HIDEの映像を使用しないでほしい」という内容の通知が届いたため、今回は6人での公演はかなわなかった。
急遽HIDEの参加楽曲がセットリストから外されHIDEの参加はなくなったものの、新曲「Born to be free」を始め「JADE」「Art of Life」などハードな曲で畳み掛け、バラードは「Endless Rain」のみという構成は、今までのライブで最大の盛り上がりを生み出すことに成功。メンバーは「遂に念願の北米ツアー第1弾が成功した!信じられない位、ライブが盛り上がって本当にうれしい!心の中でHIDEと一緒に演奏していた」と感動とその喜びを素直に表わした。
次の公演は28日(日本時間29日)にオークランド「フォクスシアター」で開催。HIDEの映像使用については未定ではあるが、演奏曲目が何であれ、X JAPANは永遠の6人でステージに立っている。天国からHIDEも成功を喜んでいる。はにかんだ笑顔で一歩ずつ前進するYOSHIKIを褒めねぎらっているに違いない。
<X JAPAN 北米ツアー>
2010年9月25日@ウイルターンシアター
1.JADE
2.Rusty Nail
3.Silent Jealousy
4.Drain
5.Violin Solo
6.Piano Soli
7.紅
8.Born to be free
9.Drum Solo
10.I.V.
11.X
アンコール
12.Endless Rain
13.Art of Life
X JAPAN北米ツアー開幕「心の中でHIDEと一緒に演奏した」
」
X JAPANの北米ツアーが、9月25日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのWiltern Theatre公演からスタートした。
初日の会場、Wiltern Theatreのキャパシティは約2300人。多くの現地ファンと、日本から駆けつけた熱心なファンが客席を埋め尽くした。
オープニングアクトVAMPIRES EVERYWHERE!のパフォーマンスの後、21:00からX JAPANのライブがスタート。新曲「Born to be free」をはじめ、「JADE」「Art of Life」など激しい楽曲を披露し、オーディエンスを熱狂させた。また北米ツアーの開幕にメンバーの感慨もひとしおで、ライブの途中で感極まった YOSHIKIが客席にダイブする一幕もあり、初日公演は大成功のうちに終幕した。
なおこの日は、HIDEの事務所から「(ライブで)HIDEの映像を使用しないでほしい」という通達があったため、X JAPANはHIDEの映像は使用しない形でライブを実施。次回のライブはオークランド・Fox Theatreで行われるが、HIDEの映像の使用については未定とのことだ。
X JAPANメンバーのコメント
遂に念願の北米ツアー第1弾が成功した!!
信じられない位、ライブが盛り上がって本当に嬉しい!!
心の中でHIDEと一緒に演奏していた。
X JAPAN メンバー一同
X JAPAN、北米ツアー熱狂幕開け
ロックバンド、X JAPANが25日(日本時間26日)、米ロサンゼルスのウィルターン・シアターで初の北米ツアーをスタートさせた。1989年のメジャーデビューから21年目にして念願の米国初単独公演が実現。ギターの故HIDEさん(享年33)の映像が遺族の意向で急きょ使えなくなるハプニングがあったが、全身全霊のステージで現地ファン約2300人を熱狂させた。
X JAPANがロスを席巻した。代表曲「紅」で大合唱するファンと一体になり、「X」では全員で両手を交差させてXジャンプ。それに感極まったリーダーのYOSHIKIは、ステージから観客に向かって勢いよくダイブし、会場を沸かせた。
先月8日(日本時間同9日)にシカゴで行われた世界最大級のロックフェス「ロラパルーザ」で米国デビューは果たしたが、これが米国初の単独公演。
ハードロック好きの米国人向けにハイスピードのリズムに乗せた「ART OF LIFE」や新曲「Jade」「Born to be free」など14曲を選曲し、攻撃的なパフォーマンスと存在感で現地ファンを圧倒した。持病の頸椎椎間板ヘルニアのためコルセット姿のYOSHIKIも、決死のドラムプレーで魅せた。
ただ、開催前日にHIDEさんの所属事務所から「映像を使用しないでほしい」との通知が届いた事で、急きょ予定していたセットリストを変更。“6人”での北米進出はおあずけとなったが、YOSHIKIが「きょうはHIDEも来てるよ」と紹介するなど、メンバー全員が心の中でHIDEと一緒に演奏した。
ツアーは10月10日のニューヨークまで7都市7公演。最後はファンが「WE ARE X!!」と惜しみない拍手を送り、新たな一歩を踏み出した。「ついに念願の北米ツアー第1弾が成功した!! 信じられないくらいライブが盛り上がって本当にうれしい!!」とメンバー全員、大感激。世界制覇への土台をしっかりと築き上げた。

